ふゆこです
「利休にたずねよ」を読んでみました。
わたしがお茶を習っていなかったら、
きっと一生読まない類の本だっただろうと思います。
物語は、利休が切腹を命じられた日から遡って描かれています。
作者 山本兼一さんのこんな言葉が残っています。
『利休居士が大成させた侘茶は、文字通り侘び寂びこそがその真髄と言われている。
利休居士自身も、禅の悟りを開いた人物で、ただただ枯淡の境地で茶をたてたと思われがちだ。
しかし、利休居士は本当にそういう人だったのだろうか。わたしは、利休居士の茶の湯の本質はむしろ熱いパッションにあると考えている。そんな想像をめぐらせて「利休にたずねよ」を書いた。』
茶道を習いはじめたばかりの頃、わたしは利休という人にお坊さんのような清貧なイメージを勝手に持っていました。
でも色々知るうちに、前妻後妻とふたりの奥さんがいたり、また別の女性との間に子供がいたり、意外にも子沢山であることに驚きました。
この「利休にたずねよ」は、利休の人間くさい一面と、美に対して貪欲な熱い情熱をもったひとりの人間として描いていて読んでいるうちに引き込まれました。
最近知った利休の逸話なども盛り込まれていて、個人的にはあれもこれも聞いたことあるという感じで楽しみながら読んでいました^^
この「利休にたずねよ」は、映画化もされています。
利休役は市川海老蔵さん、妻役には中谷美紀さん。これは色っぽい艶っぽい利休が見れそうですよね。近いうちに見たいです。
話は変わりますが、
「戦国鍋TV」という2010年〜2012年まで放送していた番組を知っていますか?
わたしは、最近師匠からおしえてもらったのですが、これが本当によくできていて面白くて笑えるんです!
利休がRQくんというショップの店員になっていたり、利休七哲がインタビューを受けて歌を歌っていたり、あだ名がついていたりとありえない設定で。
利休七哲とは、利休の弟子達のうち、茶法を直々に伝えられた7人の高弟のことです。
でも、その中に逸話も盛り込まれていて、ちょっと勉強にもなっちゃう内容なんです。
よかったら、のぞいてみてくださいね。
添付したものは番組の中のごく一部です。
「戦国鍋TV」で検索すると他の歴史人たちなども色々出てきて面白いですよ。
●利休七哲トーク
●利休七哲が歌う「たぶん利休七哲」
●ショップのRQくん
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm20782666
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm25187602?cp_in=watch_watchRelatedContents
それでは
最後まで読んでくださってありがとう
ふゆこでした