久しぶりに予定があったので、
相方連れておとたまの元へ行く。
部屋に入る前に、ちょっと苦手な看護士さんに出会ってしまい、
(悪い人ではなく、とても真面目なので私に付け入るスキを与えてくれないだけ)
「あらぁ、いらっしゃいませ~。あ、今ちょっと寝てるかも」と言われて、
我々用の椅子持って、先導してくれました。
部屋に入ると、果たしておとたまは寝ておりました。
看護士さんの勧めで、食後、少し寝ることにしたようです。
私達が椅子を置いたりガタガタやっていると目覚め、
「おお!」
「来たよ~」
「起こして」
「はーい」
なんていつものように手を繋いで立たせて椅子に座らせようかなとしていたところ、
看護士さんが車いす抱えて飛んできた。
「おとたまさん、娘さん来たし、起きるでしょ?」
「起きる起きるー」
「トイレ行っちゃいましょうねー」
トイレの中でもなんかキャッハウフフしている。
苦手だった看護士さんとすっかり仲良くなった様子。
トイレから戻ったおとたまが椅子に座る時も、
「はい、そこできゅっと体ひねって」なんて声かけて、二人とも終始笑顔。
前はもっとなんか、まじめすぎて、冗談言うと怒られる感じだったのだが。
いつものように、
ファミマのコーヒーと、ナボナを広げながら、
会話を始める。
「あの人(看護士さん)、なんか柔らかくなったね」
「まずはお肉屋さんと仲良くなることだな」
ハードル高いぞ・・・。
「あと、豚は絶対鹿児島産」
さらにハードル上がっていくぞ・・・。
横から相方が、「でも、結構前にいただいた味に近かったと思いますよ」と助け船を出してくれた。
いいやつだ。
お父さん、参議院選だったら何党に入れたと思う?とか、
都知事選誰がいいかなあとか、
政治の話もし、
スポーツの話、ニュースの話、施設の人々の話など、
いっぱいしゃべって笑った。
今日はいつもよりさらによく話してくれたし、笑ってくれて嬉しい。
お風呂に入る前に血圧や脈拍を計るのだが、
その時不整脈が出たらしく、2回風呂を飛ばされたと言っていたのが少し心配だが、
良い顔をしていたのが何より嬉しい。
おとたまが地域の広報誌に、施設の宣伝を兼ねた内容で、写真に写った。
職員も入居者の方々もほとんどの人が集まっての全体写真。
おとたまは、一番前の左端に目だって写っていた。
他の方がほとんど白髪なので、黒髪のおとたまはとても入居者の方に見えないくらい若い。
改めて見ると、ほとんどが女性。
90代の人が多く、おとたまは若いし、ユーモアがあるし、女性陣にも人気がある。
ラノベで言えば、ハーレム状態だ。
先ほど、職員の方が随分丸くなったのではという話をしたが、
父が入った頃、まだ精神的には元気で、
なので結構文句を言ったり、勝手に動き回っていた人たちが、
90歳を超え、動きがにぶったり、ちょっと痴呆が入ってきたりして、
全体的に静かになって、少し心に余裕がでてきたのではないかな、と私は思っている。
職員さんに心の余裕ができて、笑顔が戻ってくれば、
それに接する入居者の方々の気持ちもおだやかになり、笑顔が出てくる。
笑顔と笑顔が重なれば、より笑顔になるのだな、と改めて思った。
年を取ることは悲しいことではあるが、
そればかりでもない。
確実に死は近くなるのであるが、
年を取って初めてわかることも多く、
だからこそ、人にやさしくなれることもあり・・・。
私はここに来るたび、人生の先輩方にいろいろなことを学ぶ。
おとたまの写真が載った冊子は、親友のFさんに贈ることにしよう。
おとたまは、まだまだ若い。
最後に、おとたまに、
相方が予定が合わず、会いに来るのが2カ月ほど開いてしまったのだが、
相方に予定が入ってしまった日、「じゃあ、私一人で行ってくるわー」と言ったら、
二カ月開いてしまったし、日をずらして俺も連れてってって言ってくれて、
今日来た話をしたら、
おとたまは相方に「よし、えらい!」と笑顔。
相方も照れながら笑顔。
それ見て私も笑顔。
やっぱり笑顔と笑顔は笑顔を産む。
たまにしか来れないけれど、
私はおとたまに会いに来るのがいつも楽しみ。
行くまでは遠くて大変だし、
帰る時は後ろ髪引かれて大変だけど、
やっぱりまた会いたいから、一度帰る。
日々の暮らしをおとたまに恥じぬよう頑張って、
またおとたまに会いに行くのを楽しみに。
おとたま、また会いに行くからね~。
相方連れておとたまの元へ行く。
部屋に入る前に、ちょっと苦手な看護士さんに出会ってしまい、
(悪い人ではなく、とても真面目なので私に付け入るスキを与えてくれないだけ)
「あらぁ、いらっしゃいませ~。あ、今ちょっと寝てるかも」と言われて、
我々用の椅子持って、先導してくれました。
部屋に入ると、果たしておとたまは寝ておりました。
看護士さんの勧めで、食後、少し寝ることにしたようです。
私達が椅子を置いたりガタガタやっていると目覚め、
「おお!」
「来たよ~」
「起こして」
「はーい」
なんていつものように手を繋いで立たせて椅子に座らせようかなとしていたところ、
看護士さんが車いす抱えて飛んできた。
「おとたまさん、娘さん来たし、起きるでしょ?」
「起きる起きるー」
「トイレ行っちゃいましょうねー」
トイレの中でもなんかキャッハウフフしている。
苦手だった看護士さんとすっかり仲良くなった様子。
トイレから戻ったおとたまが椅子に座る時も、
「はい、そこできゅっと体ひねって」なんて声かけて、二人とも終始笑顔。
前はもっとなんか、まじめすぎて、冗談言うと怒られる感じだったのだが。
いつものように、
ファミマのコーヒーと、ナボナを広げながら、
会話を始める。
「あの人(看護士さん)、なんか柔らかくなったね」
と父に声かけると、
「そうなんだよ~。俺の力だな」
「そうなんだよ~。俺の力だな」
とおとたま。
確かにそうかもね
父の親友Fさんからのメールは、
2人がよく通っていた居酒屋に久々に行ったというもので。
お店のママさんや「牢名主」と呼ばれる80歳超えのお客さんの話など。
おとたま、「あー、あの人ねー」
と、牢名主さんの話を語り始めた。
家が店の上にあるとかで、
確かにそうかもね
父の親友Fさんからのメールは、
2人がよく通っていた居酒屋に久々に行ったというもので。
お店のママさんや「牢名主」と呼ばれる80歳超えのお客さんの話など。
おとたま、「あー、あの人ねー」
と、牢名主さんの話を語り始めた。
家が店の上にあるとかで、
行くと必ず先にいて、奥の良い席を取っていたそうだ。
「近いんだもん、ずるいよ」って(笑)
仕事でいろんな国に滞在したり、なかなかすごい人だったらしい。
本当か嘘かははかりかねるが、
おとたまは大変気に入られ、
行くといつも隣に座らされたとかなんとか。
私からは、豚の角煮に挑戦した話をする。
オイスターソース1本くらい入れるってのは聞いたけど、
詳しい調味料教えてくれないから
「近いんだもん、ずるいよ」って(笑)
仕事でいろんな国に滞在したり、なかなかすごい人だったらしい。
本当か嘘かははかりかねるが、
おとたまは大変気に入られ、
行くといつも隣に座らされたとかなんとか。
私からは、豚の角煮に挑戦した話をする。
オイスターソース1本くらい入れるってのは聞いたけど、
詳しい調味料教えてくれないから
(まあ、実際、適当でもおとたまなら出来ちゃうのだろう)
「とりあえず、麺つゆだけで作ったよ」って言ったら、
「オイスターソース1本入れときゃなんとかなる」って。
オイスターソースだけで本当にいいの?って聞いたら、
「あと醤油少々と・・・」
増えてるやんけ!!!
「あと、料理酒と・・・」
増えてる増えてる!
まず、お父さんが探してきたような、綺麗に脂が層になってる豚バラがなかなか見つからないんだよ、と言うと、
「とりあえず、麺つゆだけで作ったよ」って言ったら、
「オイスターソース1本入れときゃなんとかなる」って。
オイスターソースだけで本当にいいの?って聞いたら、
「あと醤油少々と・・・」
増えてるやんけ!!!
「あと、料理酒と・・・」
増えてる増えてる!
まず、お父さんが探してきたような、綺麗に脂が層になってる豚バラがなかなか見つからないんだよ、と言うと、
「まずはお肉屋さんと仲良くなることだな」
ハードル高いぞ・・・。
「あと、豚は絶対鹿児島産」
さらにハードル上がっていくぞ・・・。
横から相方が、「でも、結構前にいただいた味に近かったと思いますよ」と助け船を出してくれた。
いいやつだ。
お父さん、参議院選だったら何党に入れたと思う?とか、
都知事選誰がいいかなあとか、
政治の話もし、
スポーツの話、ニュースの話、施設の人々の話など、
いっぱいしゃべって笑った。
今日はいつもよりさらによく話してくれたし、笑ってくれて嬉しい。
お風呂に入る前に血圧や脈拍を計るのだが、
その時不整脈が出たらしく、2回風呂を飛ばされたと言っていたのが少し心配だが、
良い顔をしていたのが何より嬉しい。
おとたまが地域の広報誌に、施設の宣伝を兼ねた内容で、写真に写った。
職員も入居者の方々もほとんどの人が集まっての全体写真。
おとたまは、一番前の左端に目だって写っていた。
他の方がほとんど白髪なので、黒髪のおとたまはとても入居者の方に見えないくらい若い。
改めて見ると、ほとんどが女性。
90代の人が多く、おとたまは若いし、ユーモアがあるし、女性陣にも人気がある。
ラノベで言えば、ハーレム状態だ。
先ほど、職員の方が随分丸くなったのではという話をしたが、
父が入った頃、まだ精神的には元気で、
なので結構文句を言ったり、勝手に動き回っていた人たちが、
90歳を超え、動きがにぶったり、ちょっと痴呆が入ってきたりして、
全体的に静かになって、少し心に余裕がでてきたのではないかな、と私は思っている。
職員さんに心の余裕ができて、笑顔が戻ってくれば、
それに接する入居者の方々の気持ちもおだやかになり、笑顔が出てくる。
笑顔と笑顔が重なれば、より笑顔になるのだな、と改めて思った。
年を取ることは悲しいことではあるが、
そればかりでもない。
確実に死は近くなるのであるが、
年を取って初めてわかることも多く、
だからこそ、人にやさしくなれることもあり・・・。
私はここに来るたび、人生の先輩方にいろいろなことを学ぶ。
おとたまの写真が載った冊子は、親友のFさんに贈ることにしよう。
おとたまは、まだまだ若い。
最後に、おとたまに、
相方が予定が合わず、会いに来るのが2カ月ほど開いてしまったのだが、
相方に予定が入ってしまった日、「じゃあ、私一人で行ってくるわー」と言ったら、
二カ月開いてしまったし、日をずらして俺も連れてってって言ってくれて、
今日来た話をしたら、
おとたまは相方に「よし、えらい!」と笑顔。
相方も照れながら笑顔。
それ見て私も笑顔。
やっぱり笑顔と笑顔は笑顔を産む。
たまにしか来れないけれど、
私はおとたまに会いに来るのがいつも楽しみ。
行くまでは遠くて大変だし、
帰る時は後ろ髪引かれて大変だけど、
やっぱりまた会いたいから、一度帰る。
日々の暮らしをおとたまに恥じぬよう頑張って、
またおとたまに会いに行くのを楽しみに。
おとたま、また会いに行くからね~。