久々におとたまの元に行くと、

ランチの時間は過ぎているのに、おとたまは食堂にいた。


聞けば、本日お茶会の日だという。


私が来たので気を使ってくれた介護士さんが、

「じゃあ、お茶会は中止。娘さんとしゃべる方が楽しいものね」

とおとたまをお部屋に連れて行ってくれたのだが、

食いしん坊ゆきまる、お茶会が気になって仕方ない。


おとたまに「ねえ、私お茶会見たいんだけど~」と言うと、

「いいんじゃない?」的なことを言ってくれて、

おずおずと食堂に出向く。

なんとそこで、父曰く表千家の先生だ、という人が、抹茶たててる~!!!


小さな声で、できるだけ笑顔で、

「お茶会、見たいです。遠くからでいいんで!!!」と言ってみたら、

おとたまと一緒に食堂に座らせてもらいました。


小さなお菓子とお抹茶。

めっちゃうめぇ~!!!

できればお抹茶、お椀いっぱいにいただきたい~!!!

※一応わたくし、高校時代、茶道クラブに所属しており、多少経験ありますです。


その後、すぐに「おやつの時間でもあるんで~」と、

さらにプリン出されてたおとたま。


私が着いてすぐ、ナボナも食べてたのに。


父は、私が来ても「うぉ~ん」と泣くことはなくなったが、

笑ったり、おどけたり、真面目な顔をしたりしながら、色々な話をしてくれる。


先週は、おとたまの愛すべき妹達が久々に会いに来てくれたらしい。


「介護士さんが、美人の若い女性が2人も会いに来てますけどって言ってきた」

と鼻高々に話すおとたま。


親友のFさんのメールに反応するおとたま。


施設で食べた料理の説明をしてくれるおとたま。

今日の夕飯のメニューを記憶しているおとたま。


前回来たとき、腕時計のリューズ壊れちゃったって渡されたんだけど、

近所のいつもお願いしている時計屋さんが潰れてて、直しに行けず、

黙ってよ~って思ってたんだけど、

「時計どうした?」ってしっかり覚えてるおとたま。


食堂で気を遣い、認知症の方にも語り掛けてるおとたま。


2人して、

テレビ見ながら、

最近のニュースの話で盛り上がる。


おとたまとニュース見てたら、

真剣に見入りすぎたゆきまる。


帰らなければいけない時間を忘れかけた。


毎日座ってテレビ見ている時間が長いせいもあるが、

とにかく時事に詳しいおとたま。


教えてもらうこといっぱい。


折しも、

認知症のお父様を看取った友達が、

認知症の家族を抱えて苦しんでいる人たちのためになりたいと、

精神保健福祉士を目指すべく、

今の大切なものを一つ置いた。


そこでもできる奴だったんだけど、

自分の目標に忠実に向かっていくことに決めたそうだ。


うちのおとたまが認知症になった時はよろしくね、と言ったら、

「任せてください」と。


あ~、おとたまより先に私が世話になるかも;;;