ゾウのはな子が死んだという。

69歳。

ゾウにとって、これが天寿を全うした年なのか、

まだまだやれる年なのかはわからない。


日本では最長寿命だそうである。


はな子さんは、

戦後初めて日本に来たゾウ。

2歳の時、タイからやってきて、

移動動物園で全国を回り、

66年間、動物園で生きてきた。


今年に入って、体調不良を言われていたらしい。


このGW、私は井之頭自然文化園に行っていた。


はな子さんは、

お部屋に隠れていて、

鼻だけをちらっと見せてくれた。


園内を歩いている間に、

「はな子さんの登場時間は終了です」というアナウンスが流れ、

え~、さっきも鼻しか見せてなかったよ、と思ったのだが、


そういうことだったのか。


つらかったのに、

鼻だけでも見せてくれたのか。


ゾウ、はな子で検索すると、

色々な記事が出てくる。


元々、カチャーという名前だったのに、

戦中に餓死したゾウの花子の名前を継ぎ、

「はな子」と名付けられ、

上野動物園時代は、日本各地を移動動物園で渡り歩き、

乞われて、井之頭文化自然園へ。


年齢が年齢だけに、

これが人間だったら、と考えてしまう。


はな子さんは人気者だった。

人々を元気づけ、癒した。

はな子さんはどう思っていたのだろう。


私は人が亡くなった時、いつも思う。


あなたの人生は幸せでしたか、と。

あなたの人生が幸せだったら良いのだけれど、と。

どんなにつらいことがあっても、

死ぬとき、「幸せだな」って思えたらいいな、と。


はな子さんはどうだったろう。

はな子さんは、

はな子さんを見に来た私たちをどんな風に見ていたのだろう。

動物園での生活を幸せに思ってくれていたら良いのだが。


動物園に行くと、私はすごく癒される。

見られている動物たちは、どう思っているのだろう。


ちょっとね、

ある芸能人グループを思い出したよ。


はな子さん、ありがとう。

はな子さんというスターに憧れつつ、

タイから日本に来て、

長く日本人の癒しや元気となったはな子さんに敬意を表します。


どうか、安らかに眠ってください。


ありがとうございました。