見知らぬ電話番号から留守番電話が入っていた。


聞いてみると、やはり知らない人だった。



かなりお年を召したおじいちゃんの声で、


「ありがとう。昨日届いたよ。昨日も電話したんだけど出かけてたみたいで。


暑いから気を付けてね」というような内容が入っていた。



なんとも優しい声。


ほっこりするメッセージ。



孫にかけたのかなあ。


せっかくの優しいお礼の言葉が届かないのは嫌だなあ。


折り返してみようか。


でも突然知らない人から電話があったら不安になっちゃうかなあ。



考えた末・・・



かけてみた。



おじいちゃんが出た。


一瞬、電話の向こうの空気が凍ったように感じたが、


お礼の留守電メッセージが間違って私の電話に入ってた旨話すとすぐに、


「ああ、ごめんなさいねえ。さっき連絡取れたんで。わざわざありがとう」


とほがらかな声で言ってくれた。



良かった。



まあ、かけなおさなくても、後に孫の方から「届いた?」っていう電話はいったかもしれないが、


あまりにも温かい気持ちになったので、


ちゃんと本人に伝えてもらいたくて、


思い切ってかけてみて良かった。



あとでその話を同僚にしたら、


自分は電話じゃなくてメールで、


母のアドレスと間違えて、


まったくの他人に、母と孫のツーショット写真をさんざんぱら送りつけたことがあると言っていた。



フフフ。



しかも相手が「間違ってるよ」と教えてくれたのにもかかわらず、2回も。