施設に着いたらまずすることは、

受付で面会届を書いたり、父宛に届いた役所などからの手紙を受け取ったりする儀式。

今回も同じようにしていたら、ふと受付の方が私の背後を見やる。

その視線を何気に追って、私、飛び上がる。



きゃぁ~Fさ~ん!!!


それは、ここにいるはずのない、

おとたまの大阪の大親友であり、

おとたまが脳梗塞で倒れた時、発見してくれた命の恩人であり、

母が倒れた時、

父が倒れた時、

常に私を、父を助けてくれた私にとっても大切な恩人である・・・

父の旧友(飲み仲間)だった!!!


Fさんも驚いた。


お互い、何も予告せずに来ているわけで、

なんという偶然でしょう。


お互い驚きながら、私は大喜びで、おとたまの元に案内します。


おとたま、来たよぉ~。
そして、スペシャルゲストだよぉ~。


一瞬きょとんとしたおとたまだが、

ぱーっと顔が輝いて、機関銃のようにしゃべりだす!!


すいません。機関銃のようにはしゃべれてないな。


ところてんのようにしゃべりだす!!(伝わるか?!)



ずっと、ずっと、
再会できたら、その時には何をしゃべろうかってずっと考えていたらしい。



いつもそれを頭の片隅に置きながら、頑張っていたらしい。



そこには、私も入り込めない2人のあるあるネタがいっぱいで、


あそこ行ったときはこうだったよなー、みたいな話が山盛りで、



とても楽しそうで、でも、感極まっているおとたま。


話の流れを書かないと何のことだか?!だと思うが、



中華丼がぁ~と言って、笑いながら、泣いてる。


牛丼がぁ~と言って、また笑いながら、泣く。




泣いてるけど、私と2人きりでいる時より、


顔がきりっとしている。




・・・気がする。




やはり、こういう、今のおとたまにとっての非日常、

施設の中以外の会話、


それはとても大事で必要なのだ。


もっともっと会わせてあげたい。

いろんな人に会わせてあげたい。

いろんな人にかまってほしい。



趣味が、人の世話。みたいな人だから。


あと、おとたまのお友達に言われて思わず納得したのだが、


おとたまは・・・


はったりで生きてきたようだ!!!


なんだ。おとたま、病気で倒れても、何ら変わってないよ。


今も、はったりいっぱいかましてるからね。


はったり、大事だよ。