おとたまが早速にリハビリの方に教えてもらいながら、


メールを打ち始めた。


随分時間がかかるので短い文章だが、誤変換もなく、きれいなメールが送られてくる。


お友達からのメールも自分で読んで、ちゃんと返信しているようだ。



今日来たメール。


大好きなゆきちゃんの顔がみたいよ。お願いします



お願いされたか・・・


行ってみると、おとたまはリハビリを終えて食堂でごはん待ちの様子。


ノートを置いて何か書いている。


あの日から毎日やったことや食べた物を時系列を追って書いているらしい。


絵は立体認識がうまくいかないのだが、


字はあいかわらずきれい。



リハビリの内容は「歩行リハビリ」程度だが、


食べ物は一皿一皿「サケと白菜の煮物」とか丁寧に書いているあたり、ゆきまる家らしい。



看護師さんが話があるというので聞いてみると、


先日のおとたまの「娘さんに甘いもの買ってきてもらいなさいと言っていた」発言の話だった。


やはりカロリーが決まっているので、甘い物を増やすというのは・・・


と看護師さんが言いかけると横で父が、


そうですよね。決まりは守らないといけませんね」とか言いだして、


思わず、父を指さしながら、看護師さんに顔で訴えかける私。


看護師さん「クスクス


ウケて喜んだおとたま、むせて、ゴホゴホ。


看護師さん「大丈夫ですか


私「自分の嘘がばれて、むせてるだけですから


おとたま、笑いながらまたゴホゴホ。



お向かいにお座りの方が母(私の祖母)に似てて思いだしてしまうと、泣きだす父。


向こうに座ってる人が庄司歌江さんに似ているので、顔を見るたび言いそうになるのだけど、


我慢していると言いつつ笑う父。



多少左側がひきつるのは残っているが、表情が随分豊かに戻ったなあ。


嬉しいです。


最近は食堂やトイレへの移動もリハビリの技師さんが付いている時は、


杖だけで移動しています。


素晴らしいです。



明日は、初めて施設見学に行ってきます。



家に戻って洗濯していると、メール着信の音がしました。


大好きなゆきちゃんの顔がみたいよ。お願いします


ずるも覚えたようです。