今日、病室に入ると、

父が看護士さんに付き添われて、

暗算を試みていた。


98-7=91 正解!
91-7=84 正解!
84-7=96 増えた!


目の前に置かれたものを覚える。

歯ブラシ、十円、•••キー!

私の性格上、つい「いきなり英語?」とつっこんだら、
次の時計も「ウォッチ」になった。


野菜の名前を10個あげる。

小松菜、ほうれん草、キャベツ、人参、大根、オムツ•••

看護士さん「オムツ⁉」

父の指差す先にオムツの文字。

私「さては思いつかなくて、目に入ったもの、読んだな」


看護士さん「ここに文章を書いて下さい」

固まる父。

息を飲む私。

満をじして、書いた言葉が

「やったね!」


なぜウケを狙う•••父よ•••


右脳を損傷すると、

記憶や意識は比較的はっきりしているのだが、現状を認識しにくいらしい。

例えば、
どうして入院してるのかと聞かれて、
「成人病」と答えたりする。

父がずっと 新聞を欲しがってたので、
今日は新聞を持っていったのだが、
ちょうどお茶の時間にもなり、
茶飲みながら、新聞をめくった瞬間、「ゆきちゃん、灰皿」と言った。

普段やってる行為をしたことで、
自宅にいる気になったのだろう。


看護士さん達と話す時の方が頑張るので早く友達とかとも会えればいいのにと思う。