ユナイテッド93
という映画をみました。
この映画には主人公はいません。
そこには
”誰かの”ではなく、
そこにいる一人ひとりの感情が
入り混じっていました。
ブラックボックス
に残された音声から、
機内から連絡をうけた遺族の証言から、
この映画がどこまで事実に
基づいているのかは
わかりません。
ただ、
事実を全く無視して
映画を面白くするような演出は
なかったように思います。
特別な主人公はいません。
一人ひとりが同じだけの価値の尊い命をもった人として、
描かれています。
彼らはただ、
いつものように飛行機に乗っただけ
いつものように仕事で、
久々に家族の元へ、
ちょっとした旅行へ、
もしかしたら自分が乗っていたかも知れないし、
家族が、大切な人が乗っていたかもしれない。
日本でテロが起こったら?
ほんと、ヒトゴトじゃないんだよね。
普段なら、
ただ憎むべき存在の悪役。
この場合
ハイジャックしたテロリストなんだろうけど、
あたしには、
同じように尊い命を持った人に見えました。
悪の塊ではなく、人に
もちろん、
悲劇を起こしたのは彼ら自身で、
憎まれるべきで、
それが当然なんだけど、
なんかいたたまれない。
「なにが起こったのかわからない・・」
2001.9.11
衝撃の映像を見て思ったこと。
いまだからこそ、
テロを起こした組織だとか
その計画についてだとか、
いろいろなことが分かってきたけど、
当時はその事実を前に、頭が真っ白になりました。
映画館で
あのときの感覚が
そのまま呼び起こされました。
2006.9.11
あれから5年。
大切なのは、
事実を事実として受け止めること。
この映画は決して面白いものではありませんが、
93便で起きた事実の何パーセントかを
知れる映画だと思います。