(夏の旅行記の続き)旅行7日目。この日はオペラが夜からなので、どこか他のまちに行くチャンスです。
本ブログでは、バイロイトから日帰りで観光できるまちとして、これまでニュルンベルク、バンベルク、クルムバッハ、ホーフなど近郊のまちに行った記事を載せました。
しかし、そろそろ行き先を見つけるのが難しくなってきました…。ワーグナー先生はオペラに集中するよう、周りに観光地がそんなにないエリアに音楽祭を作られたのです。(ただし、バイロイト自体は立派な観光地)
(参考)2017.8.15 ニュルンベルク観光(ニュルンベルクのマイスタージンガーの舞台を巡る旅)
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12310833482.html
(参考)2013.8.12 バンベルク観光(大聖堂&旧市庁舎&レグニッツ川&ラオホビール)
https://ameblo.jp/franz2013/entry-11601762927.html
(参考)2014.8.11 クルムバッハ観光(プラッセンブルク城&市庁舎&クルムバッハー)
https://ameblo.jp/franz2013/entry-11914165581.html
(参考)2017.8.16 ホーフ観光(伝説のソーセージ売り&テレジエンシュタイン公園)
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12311937772.html
いろいろ調べたところ、バイロイトから列車で1時間20分のコーブルクというまちが良さそうなので行ってみました。地球の歩き方には載っていないまちです。
(写真)コーブルク駅に到着。駅前を工事中でした。
(写真)さっそくドイツらしい木組み模様の家を発見
(写真)様々な像や飾りがあって雰囲気あります。
(写真)マルクトプラッツへの入口には見事な塔と時計
(写真)コーブルクの中心、マルクトプラッツに到着。ひと目見て凄く気になったのはモクモクと煙を出す屋台(写真左)。これは一体何でしょう?(詳しくは後ほど)
(写真)マルクトプラッツに面する建物はクラシックで本当に素晴らしい。上からシュタットハウス、ラートハウス。一番下は英国女王ヴィクトリアと結婚したアルベルト王子の像。
(写真)聖モーリッツ教会。重厚で非対称なファザードが素敵。ここでマルティン・ルターが説教したそうです。
(写真)いよいよコーブルク観光のハイライト、コーブルク要塞に向かいます。マルクト広場からは広い庭園を丘を登るような感じで進みます。写真のような道をどんどん登っていきます。
(写真)15分くらい歩いてようやく要塞が見えてきましたが、まだこんなに遠いのか!と絶望感が半端ない。
(写真)この標識はどちらも行き先が要塞で一見???でしたが、よく見ると、右は道で15分、左は階段で10分でした。迷わず階段を選びましたが、それでも遠い!
(写真)ようやく要塞に到着。中世要塞としてはドイツ最大で「フランケンの王冠」と呼ばれているそうです。
(写真)要塞の案内図。さすがドイツで最大の要塞。規模が非常に大きい。
(写真)要塞の内部でのさまざまなショット。絵になります。
(写真)要塞の中ではグラフィック展をやっていました。5つの罪のリトグラフが印象的でした。
また、常設展示では、絵画から武器まで幅広い展示を楽しむことができました。絵画ではクラーナハやホルバインの絵が沢山あって魅了されます。最後の審判の絵もありました。
その他、大きくてカラフルなビールのジョッキの展示、沢山の武器や拷問・処刑の場面の図、騎士が馬に乗って一騎討ちする人形(映画「エル・シド」のワンシーンを思い出しました。)など、本当に幅広い。展示の順路も迷路のようですね。
(写真)要塞からのコーブルクのまちなみ
ということで、コーブルク最大の観光名所、コーブルク要塞をじっくり見学できました!沢山歩いてお腹が空いたので、そろそろランチにしましょう。マルクトプラッツに戻って、評判の良いレストランに行きました。
(写真)まずはビール!このKreuzrunkというこのお店のビールは何というか高貴な苦味があって絶品!沢山歩いて喉が渇いていたので、ゴクゴク行きました!
(写真)注文したのはコーブルク名物の松ぼっくりで焼いた長~い焼きソーセージ。ニュルンベルク・ソーセージを巨大にした感じですが、まるで燻製のような風味と香り、皮が厚くて食べ応えありました。
あれっ!?ビールが減っていない?いえいえ、既に2杯目です、笑。お代わりをお願いした時のお姉さんの「ビール、美味しいでしょ!」という感じの嬉しそうな笑顔が素敵。
こんな風にドイツの各地に行って、その土地ならではのソーセージとビールを楽しむのは、控えめに言って最高!至福の時間です。特にコーブルクのソーセージとビールはこれだけのためにまた再訪したくなるくらいに素晴らしかったです!
(写真)ということで、マルクトプラッツで煙をモクモク出していた屋台は、コーブルクソーセージの屋台でした!松ぼっくりの煙なんですね~。日本で焼き鳥屋さんが、焼き鳥の煙やタレの香りでお客さんを呼び込むような?笑 私はこの愛しい光景を忘れることはないでしょう。今度は屋台でも食べてみたい。
以上、バイロイトからのエクスカーション、コーブルク観光を大いに楽しみました!
実はコーブルクは昨年行く予定でしたが、昨年はバイロイトの気温が寒くて体調が微妙となったため、自重して行くのを控えました。無事にリベンジを果たせた形となります。
さて、この日の夜の観劇もバイロイト音楽祭なのでもちろんワーグナー。実は昨年観た演目と同じですが、キャストや演技が少し異なり、いろいろ発見がありました。さて、ワーグナーのどの作品でしょう?次の記事で!(続く)

























