先週の土曜日に、楽しい楽しい東響のモーツァルト・マチネを聴きに行きました。モーツァルトにハイドンと、幸せのプログラムです!

 

 

東京交響楽団モーツァルト・マチネ第43回

(ミューザ川崎シンフォニーホール)

 

指揮:沼尻 竜典

トランペット:佐藤 友紀

 

モーツァルト/交響曲第32番ト長調

ハイドン/トランペット協奏曲変ホ長調

モーツァルト/交響曲第38番ニ長調「プラハ」

 

 

 

本ブログにて、これまでその素晴らしさを何度となく讃えてきた東響のモーツァルト・マチネ。今回はモーツァルトの32番&プラハに加えて、ハイドンまで付いてくる、非常に楽しみなプログラムです!

 

 

 

まずはモーツァルト32番。冒頭からの東響の溌剌としたモーツァルトを聴くと、「ああ、また最高のモーツァルトを聴いているんだ!」と心踊ります。この曲は3楽章なのに8分しかない交響曲!(笑) 切れ目なく急→緩→急と進んだ素敵な音楽でした。

 

 

 

続いてハイドン。佐藤友紀さんによる小気味よいトランペットが素敵な聴きもの。この曲の第3楽章でトランペットが吹く、何とも前向きで明るくて脳天気な主題、本当に好きだなあ。実は先日、某家電量販店に行ったら、何とこの主題がBGMで流れていました!(笑) お客さん、ウキウキして買い物も進みそう。

 

(参考)ハイドン/トランペット協奏曲変ホ長調から第3楽章。そのトランペットによる主題は0:39~。誰しも人生に悩みは付きものですが、これ聴くと、悩むこと自体が馬鹿馬鹿しくなる、クラシック音楽史上、おそらく最も脳天気な旋律!(笑) また、ラストの人を喰ったパッパカパー♪が最高!ハイドンのユーモアをぜひお楽しみください!

https://www.youtube.com/watch?v=J7t384ipf5c (5分)

※ノルウェーのトランペッター、Ole Edvard Antonsenさんの公式動画より。ベルゲン・フィルの伴奏。

 

 

 

最後はモーツァルトのプラハ。第1楽章は深刻な短調の序奏から軽快な長調の主題が始まり、後はめくるめくリズミカルな音楽が堪らない!先日聴いたばかりということもあり、同じニ長調のベートーベンの2番は、まるでプラハを下敷きに書かれたのではないか?とも思ってしまいます。

 

東響といえば、私の注目はオーボエの荒木奏美さん。今日も第1楽章の主題の合いの手、第3楽章の印象的なフレーズと、素敵なオーボエでした。この方の演奏は音楽の喜びに溢れていて、いつ聴いても見ても本当に素晴らしい。

 

第3楽章のリズミカルな音楽は、キレのある東響の演奏にピッタリです。このウキウキする素晴らしいモーツァルトを休日の午前中に聴く喜び!モーツァルトの至福を味わえた、素晴らしい時間でした!

 

 

 

沼尻竜典さんと佐藤友紀さんと東響のモーツァルト・マチネ、今回もめっちゃ楽しかったです!いや、何だろう、この清々しさは。

 

今週も仕事を頑張って、金曜夜には原田慶太楼さんと神尾真由子さんとN響のコンサートを聴いて大いに感動して、美味しいビールで打ち上がって。そして迎えた土曜の朝のモーツァルト・マチネ。最高に楽しくて幸せな時間でした。さあ、素敵な週末のスタートです!

 

 

 

(写真)終演後、この日はコンサートがダブルヘッダーなので、赤坂見附に移動。お昼の代わりに、ホテルニューオータニの秋の名物「スーパーモンブラン」をいただきました。日本の和栗など贅沢に使用した、結構大きなサイズの特別なモンブランです。言うまでもなく、めちゃ美味い!

 

ちなみに、2つ目のコンサートが終わったら泳ぎに行きましたが、2km泳いでも全く疲れを感じず、3km余裕で行けそうでした。スーパーモンブラン、いったい何Kcalあるんだろう?(笑)