この日はもともと予定はありませんでしたが、急にシャンパンが飲みたくなり、また大好きなレストランに行ってきました。シャンパンは夏らしくテタンジェです。

 

 

(写真)テタンジェ・ブリュット・レゼルヴ。白のスッキリとしたラベルが素敵。

 

 

 

実は、夕方に在宅勤務を終えた後、さっそくピアノの練習を始め(これが在宅勤務の最大のメリットだと思う)、現在、課題曲として練習しているベートーベン/ワルトシュタイン・ソナタ(第21番)の第1楽章を2時間くらい熱心に弾いていたら…、

 

 

喉が乾いてきたけど、何だかシャンパンが飲みたくなってきた!

テタンジェが飲みたい!

 

 

となり(笑)、翌日が祝日ということもあって、即決で飲みに行きました。

 

 

 

どうしてテタンジェなのか?それはシャルドネの比率が高く軽快で爽やか、夏場に飲むのにピッタリなシャンパン、ということもありますが、一番の理由は、

 

 

ワルトシュタイン・ソナタがハ長調だから!

 

 

なんです。テタンジェはワルトシュタイン・ソナタのハ長調によく合う、白をイメージさせるシャンパンなんです。

 

 

曲に合わせてシャンパンを選んで、アホの極み?(笑)と思うかも知れませんが、本人は至って真剣。もともと曲の調性にはかなり敏感な方で、また、調性の持つイメージは大切にしたい、とも思っています。

 

 

ハ長調であるワルトシュタイン・ソナタの白鍵の音を主体とした凛とした曲想

 = 純白

 = テタンジェ

 

 

私の中では、これしかない!という組み合わせです。テタンジェの場合、上級キュヴェのテタンジェ・コント・ド・シャンパーニュの方がブラン・ド・ブラン(白ブドウ100%のシャンパン)なので、より相応しいと思いますが、結構いいお値段なので、なかなか手が出せず…。スタンダードなテタンジェ・ブリュット・レゼルヴで十分です。

 

 

 

色は淡く美しい黄色から金色。銀色も混じって、どことなく和の雰囲気も感じます。端正ですが、購入してから3年経った1本だったので、よりしっとり馴染んだ色合い、という印象です。

 

香りはほのかな甘さ。爽やかで繊細で心地よい。何という清々しさ!このような軽やかなタイプのシャンパンでは、非常に完成度が高い、という印象を改めて持ちました。

 

味はチャーミング!いい意味でのフィニッシュの軽やかさ。マイルドな酸味、それでいて包み込むような円やかさと旨味も感じ、若干の心地よい苦味(複雑さ)もありました。軽やかなシャンパンでは屈指のバランスの良さです。

 

 

 

いや~、久しぶりに飲みましたが、テタンジェのまあ美味しいこと!特にこの夏場に飲むのにピッタリなシャンパン、ということを改めて認識しました。前菜や魚料理のお供として抜群、そして、ワルトシュタイン・ソナタの凜とした曲想とも非常によく合いました!

 

 

今回は急に思い付いたので、一人で1本開けました。若い頃、夏の季節、金曜の夜に21時頃に残業を終えることができた時は、時々、遅い時間まで開いているレストランに行って、一人でシャンパン1本飲みつつ料理を楽しんで、一週間頑張ったご褒美としたことを思い出しました。題して「一人シャンパン」(笑)。

 

もちろん、お相手がいた方がより楽しめますが、一人で存分にシャンパンや料理を堪能できて、これはこれで、とても楽しい時間でした。テタンジェはそんな時の心強い味方です。

 

 

 

 

 

(追伸)アメブロでも多くの方が追悼の記事を書かれていますが、先日、俳優の三浦春馬さんがお亡くなりになりました。本当に残念でなりません…。

 

私はテレビをほとんど見ないので、芸能関係は全く疎いですが、三浦春馬さんのことは知っていました。NHK大河ドラマ「女城主 直虎」で主人公の井伊直虎(柴咲コウさん)の幼馴染&恋人の井伊直親役をされていたからです。爽やかで凜々しい役柄をものの見事に好演していました。

 

男性の私ですら魅了されるくらいのカッコよさと清々しさ。本当に惜しい方を亡くしました…。その無垢な魂が慰めと安らぎを得られますように。合掌そして献杯。