いや~、無事にフェルメールは観れたものの、ハムステッド・ヒースにはやられっぱなしでした(笑)。予定より時間を大幅に超過しましたが、急いでホテルに帰ってチェックイン、大急ぎでシャワーを浴びて着替え、次の予定に移ります。

 

 

やってきたのはサヴォイ・ホテル。テムズ河沿いにある、ロンドンでも評価の高い、由緒正しきホテルです。ここのアフタヌーン・ティーを楽しみに来たのでした。アフタヌーン・ティーも定評があります。

 

ロンドンの美味しい食事はフィッシュ&チップスにパブ飯、ローストビーフ、モダン・ブリティッシュ、イングリッシュ・ブレックファースト、各国料理などいろいろありますが、私が前回のロンドン滞在で最も感銘を受けたのはアフタヌーン・ティーでした。その感動を再び!です。

 

 

ティールームの案内はとても可愛らしい女性。いやハムステッド・ヒースで道に迷ってしまって、と言ったら、それは仕方ないわね、と。ロンドン中に知れ渡るハムステッド・ヒースの破壊力!(笑)

 

紅茶はサヴォイ・アフタヌーン・ティーを選択しました。東京で飲む紅茶も美味しいけど、どうしてロンドンはこんなに美味しいのか?サンドイッチもいい感じ。

 

 

 

 

(写真)サヴォイのアフタヌーン・ティー。写真の順番は逆ですが、最初にサンドイッチ、あとでスコーンとケーキが出てきます。

※念のためですが、写真撮影の許可は取っています。

 

 

スコーンも格別!クリームとでも美味しいですが、サヴォイのスコーンはさらにラズベリージャムと食べるのが一番美味しいと感じました。昨日ウィーン・フォルクスオーパーで観たラルフ・ベナツキー/Meine Schwester und ichでの最後のロジェの訴え(朝食でラズベリージャムしか食べさせてもらえないこと)を思い出しました(笑)。それで十分では?

 

ケーキもみな美味しい!ウィーンからロンドンに来ると、アフタヌーン・ティーだからかも知れませんが、チョコなどの甘い要素とレモンなどのスッキリとした要素を上手く合わせて、飽きないように工夫していたのが印象的。

 

なにしろ、ウィーンの場合は甘党のハプスブルク家の好みを反映してか、甘々のケーキですからね(笑)。私は好みとしてはウィーンですが、どちらもいけます。

 

ティールームは八角系のエレガントな白い建物。天井にガラスの植物の装飾、壁には絵の数々。ピアノの生演奏が入り、エビータ、サマータイム、エリーゼのために、などいろいろな曲が披露されて心地よい。とても雰囲気の良い、素敵な空間でした。

 

サンドイッチ、スコーン、ケーキと食べると、お昼ご飯抜きでもお腹一杯になります。そうなんです。アフタヌーン・ティーはランチ抜きで行った方がいいんです。でも、これイギリスの方はランチ食べて、さらにアフタヌーン・ティーでこれだけ食べるんですよね?参りました(笑)。

 

 

 

(写真)サヴォイ・ホテルのエントランス。コンテンポラリーな雰囲気ですが、中はクラシックでとてもいい香りがしました。

 

 

 

 

(写真)アフタヌーン・ティーの後はしばしテムズ河沿いを散策

 

 

(写真)対岸から眺めたロイヤル・フェスティバル・ホール。私は2010年にここでクリスチャン・ツィメルマンさんのショパン/ピアノ・ソナタ第2番&第3番のリサイタル、そしてウラディーミル・ユロフスキ/ロンドン・フィルのスーク/アスラエル交響曲を聴きました。どちらも素晴らしい思い出。

 

 

 

(写真)オベリスクやスフィンクスなど、エジプトものもありました。

 

 

(写真)ロンドンの目抜き通りの一つ、ストランド。ロンドンと言えば、やっぱり2階建ての赤いバスですね。

 

 

 

(写真)いつも賑やかなトラファルガー広場。さまざまなパフォーマンスが展開されていました。大きな塔はネルソン記念柱。

 

 

アフタヌーン・ティーでお腹を満たした後のロンドン散策はめちゃめちゃ気持ちのいいものですね。さて、ロンドンに詳しい方には、私がどうしてトラファルガー広場に来たのか?前回の記事との流れでバレバレだと思います。その理由は次の記事で!