3月も月末を迎えました。ということで、毎月末に書いているピアノの練習記事です。どうしてこんなことをし始めたのか?については1月末の記事をご参照ください。

 

(参考)2019.1.31 ピアノ練習(2019年3月の目標&1月末時点)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12436912017.html

 

(参考)2019.2.27 ピアノ練習(2019年2月末時点)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12443231880.html

 

 

 

今年の始めに以下の目標を掲げました。

 

◯2019年3月までの目標

スクリャービン/演奏会用アレグロ変ロ短調op.18を仕上げる。

 

(参考)スクリャービン/演奏会用アレグロ変ロ短調op.18

https://www.youtube.com/watch?v=JxC9PKW1UeI (7分)

※東京六大学連盟の公式動画より、一番好きな早稲田大学の学生さんの演奏

 

 

3月後半もかなり追い込んで練習しました。残業の後はもちろんのこと、コンサートを聴きに行って帰宅後、2時間練習とか(笑)。しかし、残念ながら、あと一歩届かなかった、という状況で3月末を迎えました。90%くらいの出来で、もう相当スラスラ弾けるようにはなりましたが、

 

暗譜が追いつかない。一度覚えてもなかなか定着しない…(苦笑)。

 

という状況です。というのも、

 

 

(写真)スクリャービン/演奏会用アレグロの6・7ページ。2回目の第2主題から後奏にかけてのところ。上記動画の4:43~6:11です。

 

見てください、この音符の洪水、重音の嵐!(笑) 暗譜は一応したのですが、どうしても1ページで1~2回、スッと指が出てこないところがなくなりません。まだ練習し始めてから2ヶ月半。頭の中でちゃんと定着するにはもう少し時間が必要なようです。楽譜さえ見れば大丈夫なのですが、楽譜を見ながらだとどうしても間ができてしまうので、暗譜しなければ仕上げにはなりません。

 

幸いなことに、仲間内でこの曲を披露するのは早くて6月だと思うので、延長戦で4月中にはちゃんと仕上げられればと思います。3月末までには仕上げられませんでしたが、目標を早めに切って、精力的に練習するのはとてもいいですね。余裕を感じます。

 

 

 

そして、演奏会用アレグロはもう少しで仕上げるとして、次の課題曲へと参りましょう!取り組みやすい、ページ数も少ない曲にして、その分、演奏会用アレグロを手厚くしようとも思いましたが、もうかなり出来上がっているので、次もチャレンジングな曲にしました。ということで次の目標は、

 

 

◯2019年6月までの目標

スクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調op.19第1楽章を仕上げる。

 

 

同じスクリャービンで作品番号が1つ進んだ、ピアノ・ソナタ第2番の第1楽章としました!

 

 

この曲にしたいきさつですが、演奏会用アレグロのお気に入りのYouTubeの動画、上記の早稲田大学の学生さんの素敵なピアノを見ていたら、同じ東京六大学連盟のスクリャービンということか、右の欄にこちらの演奏が出てきました。

 

(参考)スクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調op.19第1楽章

https://www.youtube.com/watch?v=akVTj-Im44w (9分)

※東京六大学連盟の公式動画より。お茶の水大学の学生さんのこれまた素敵な演奏。

 

 

実はスクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番は、前々からいつか弾きたいと思っていました。ピアノ・ソナタの中でも4番・5番と並んで、特に好きな曲だからです。

 

その一方で、私には弾けない難しい曲、とも思っていました。特に右手が細かく刻むところは無理なのでは?と。ところが、上記の動画を見て、考え方が変わりました。お茶の水大学の学生さんは少しゆっくり目、節回しの間合いをゆったり目で弾かれていますが、とても雰囲気のある素敵な演奏!このくらいの速さでも十分に曲の魅力が伝わる曲だと言うことがよく分りました。むしろ、ゆっくり目に弾いた方が味わいが出るのかも知れません。これならば、私でも何とかなりそうな気がします。

 

ということで、次はスクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番第1楽章にチャレンジできればと思います!今日は何も予定のない日だったので、早速譜読みを始めましたが、全9ページ中、4ページも進めることができました!嬰ト短調でシャープ#が5つも(笑)あるものの、演奏会用アレグロに比べると、重音ではなく単音が多いので、楽譜はとても読みやすいです。

 

 

 

(写真)スクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番の冒頭の部分。神秘的で雰囲気のある、とても素敵な和声!スクリャービン、天才ですね!

 

 

この曲も演奏会用アレグロと同じく、スクリャービンならではの和声の妙を十分に堪能できます。もちろんCDでは何度も聴いてきた曲ですが、実際にピアノで音を出して見ると、「うわっ、この音の組み合わせか!これは痺れる!」と思う場面が多いです。

 

また、和音の連続、というよりは、右手や左手が単音で旋律や装飾音を歌う場面が多く、指の練習の面でも、演奏会用アレグロと違うので、両方練習するのはとてもいい組み合わせのように思います。

 

 

 

さあ、新しい年度、そして新しい元号になりますが、私は新しいスクリャービンの曲へのチャレンジに踏み出します。非常に楽しみです!全国のアマチュアのピアノを練習されているみなさま、お互いに練習頑張りましょう!