ちょっとしたお祝いの会があり、今年が20年目となる、1999年のシャトー・ラフィット・ロートシルトを開けました。言わずと知れた、ボルドーの5大シャトーの1つ、銘酒中の銘酒です。

 

 

色はまだまだ活き活きとした赤紫色。1999年のボルドーは軽めのヴィンテージなので、もっと薄くなっているのかな?と思っていましたが、まだまだ力強さを十分に内包した色合いです。エッジにもまだオレンジや茶色は現れていません。非常に美しいボルドー・ルージュ。

 

香りはラフィットならではの、とらえどころのない魅惑的な香り!そして甘さと凝縮感を大いに感じる香りです。熟成香というよりは、ぶどうの若さや瑞々しさの果実香の方をより感じますが、その一方でしっとりとなじんだ、大人の落ち着きのようなものも感じます。その気品たるや半端なく、さすがはラフットという印象です。

 

味もラフィットらしく、繊細でエレガントですが、旨味、甘味、構築感とバランスが非常に良く、ものの見事な素晴らしいワイン!タンニンは溶け込んでいて、ほとんど感じません。とにかく美味しいワイン。一体何なんでしょう、このバランスの良さは。非の打ちどころが全くありません。

 

1999年のボルドーはいろいろなシャトーを飲んで、心地良い軽やかさを感じる場合が多かったですが、ラフィットはやはり別格でした。今飲んでも十分に美味しく飲めますし、あと5年がちょうど良さそう。あと10年でも行けそうです。

 

 

 

(写真)シャトー・ラフィット・ロートシルト1999

 

この1999年のラフィットはボトルに特徴があります。ラベルの上に、太陽とそれをいたずらっ子のような笑顔で隠そうとしている月が描かれていますが、これは1999年に皆既日食があったことを記念してデザインされたボトルなんです(笑)。こういう遊び心は本当に好き。

 

 

素晴らしいワインをお供にしての、大好きな友人たちとの食事は最高のひとときとなりました!私はおかげさまで、男女問わず、心から尊敬できる素晴らしい友人たちに恵まれてきました。その交流のキーワードは音楽、ピアノ、ワイン、旅行。

 

明るく前向きに人生を進んでくると、運気がどんどん良くなるのか、自然と幸運やご縁が舞い降りてきます。何事も明るく前向きに楽しく。これからもこのことを胸に進んでまいります。