年末に速報記事を載せましたが、今回はその時の状況の全編の記事です。

 

(参考)2018.12.29 レニーのお墓まいり(グリーン・ウッド墓地@NY)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12429413702.html

 

 

 

(写真)レニーのお墓!2018年、沢山のレニーのイベントを楽しんだ、レナード・バーンスタイン生誕100周年のフィナーレです!

 

 

ニューヨーク3日目。この日はお天気が良かったので、いよいよ今回のNY旅行の最大の目的、レニーのお墓まいりに朝から行きました。目指すはマンハッタンから地下鉄で20駅くらい南に行った、ブルックリンのグリーン・ウッド墓地です。ニューヨーカーの夢は、五番街に住み、グリーン・ウッド墓地に埋葬されること、と聞きますが、そのグリーン・ウッド墓地です。

 

 

 

(写真)グリーン・ウッド墓地のプレート。別の案内には、写真について、’Photography is encouraged’との記載が!

 

 

(写真)グリーン・ウッド墓地の入り口の門。とても立派で風格があります。

 

 

(写真)レニーのお墓に行く途中にはこんな木が。まるでモンスターのよう。というか、道を通れないんですけど?(笑)

 

 

(写真)いよいよ近づいてきました。レニーのお墓はグリーン・ウッド墓地で一番高い区画にあります。塔はCivil War Soldiers' Monument

 

 

(写真)レニーのお墓はLiberty Pathのそばにあります。

 

 

(写真)いよいよきた!この辺りがバーンスタイン・ファミリーのお墓です。

 

 

(写真)左がレニーのお墓。右が奥さんのフェリシアのお墓。仲良く並んでいて、とてもいい感じ。

 

 

遂に辿り着いたレニーのお墓!ここまで来る途中、他の方々の豪華なお墓を沢山見たので、レニーのお墓は本当に小さくて質素です。しかし、偉大なる芸術家、愛してやまないレニーのお墓を前にして、大いなる感動!感無量!言葉では言い表せない喜びが湧き起こります。その素晴らしい音楽を、魅力的な生き方を、スケールの大きな愛情を(そしてお酒への愛情も、笑)、教えていただいた感謝の念をこめて、ゆっくりたっぷりお祈りしました。

 

この辺りはグリーン・ウッド墓地で一番高いところにあるので、以下の写真のように、素晴らしい見晴らしとなります。きっとここからニューヨーク市民やニューヨーク・フィル、若いアーティストたちのことを見守っているのでしょう。

 

Liberty Pathのそばにいるところがまたレニーらしい。言うまでもなく、ベルリンの壁崩壊の記念コンサートで、ベートーベン第九の歌詞をFreude(歓喜)からFreiheit(自由)に替えて演奏したのはレニーです。あまり自由にしてしまうと、天国でもお酒飲み放題では?(笑)

 

 

 

(写真)レニーのお墓近くからのマンハッタンの見晴らし。快晴のこの日は最高の眺めでした!

 

 

 

さて、レニーのお墓まいりも無事に終了。せっかくなので、グリーン・ウッド墓地を散策してみましょう。

 

 

(写真)Van Ness-Parsons Mausoleum。ピラミッドにスフィンクスもいます!

 

 

(写真)Historic Chapel。雰囲気のある建物ですが、残念ながら中には入れませんでした。

 

 

 

(写真)Angel of Musicの像(上)とCabeza de Mujerの像。アートのオブジェもいろいろあります。

 

 

(写真)広い墓地の中には池もあります。池の畔にもいい感じのお墓がありました。

 

 

(写真)遊覧バス。グリーン・ウッド墓地は広大なので、このバスで名所巡りをするようです。

 

 

(写真)NYの宝飾店と言えばティファニーが有名ですが、ティファニー・ファミリーのお墓。

 

 

 

(写真)ほとんど住めるのではないか?と思えそうな建物のようなお墓から、小さなものまで、非常にバラエティに富んだお墓があります。上の写真のお墓を見ると、レニーのお墓がいかに小さくて質素かが分ります。ウィーンのグリンツィングで、同じくシンプルなグスタフ・マーラーのお墓を見た時のことも思い出しました。

 

 

この日は快晴で気温はそれほど低くはなかったのですが、とにかく風が強くて(写真の旗!)体感温度は相当寒く、レニーのお墓のほかには、ティファニーのお墓と教会+αで終了としました。その他、あのモールス信号のモールスのお墓などもあったのですが、ここで無理して風邪引いたら、元も子もないですからね。旅行で大切なのは、何よりも体調管理です。リスク・マネジメントはしっかりしたい。

 

 

ところで、レニーを始め、沢山のお墓を見たので、翻って自分のお墓や人生のことにも思いを巡らせました。つまり、

 

自分が死ぬ時に、これはやったぞ!と胸を張って言えることを抱きつつ、達成感や充足感を持って死を迎えることが果たしてできるのだろうか?

 

グリーン・ウッド墓地にいた時だけでなく、NY旅行の間、さらには帰りのフライトの中でも思いを巡らせました。そして、家族や仕事、友人たちとのことに加えて、私の場合は、やはりピアノでいろいろな曲を弾くことが、一番の生きた証になるように思いました。

 

このブログにもコンサートの感想などを沢山書いて、もしかするとネット上にずっと残るのかも知れませんが、これはあくまでも他のアーティストの方々が成し遂げたことについての感想。自分が行ったことではありません。そもそも感想だけならば誰にでも書けるし、正直な話、AI(人工知能)でも十分書けますからね。

 

自分ならではのオリジナルのピアノの演奏をすること。ここに価値を置きたいと改めて思い至りました。これまで、昨年のドビュッシー/喜びの島を始め、いろいろなピアノ曲にチャレンジしてきて、そこそこ弾けるようになって、人前でも披露して。これらはちゃんと墓場まで持っていけると思います。さあ、2019年も新たなチャレンジを始めましょう!

 

 

レニーのお墓参り、2018年のレナード・バーンスタイン生誕100周年に実現できて、感無量でした!冒頭で「今回のNY旅行の最大の目的」と書きましたが、より正確に言うと、「今回の旅行の行き先をNYにした決定的な理由」でした。例え音楽のイベントがそんなになかったとしてもNYに来たと思います。ピアノの強い決意も得ることができ、本当に有意義なお墓まいりとなりました。改めてレニーに感謝感謝です!

 

 

 

(以下は、この後の出来事の写真です。)

 

 

(写真)グリーン・ウッド墓地を出たところにあったアメ車。こういう車は、アメ車好きの方にはたまらないんだと思います。

 

 

(写真)帰りの地下鉄の構内で見つけたパフォーマーの方。チップを入れたら、投げキッスをしてくれました!そしてまた別のポーズの石像になります(笑)。

 

 

(写真)この日のランチで食べたシェイク・シャックのハンバーガー。シャックバーガー、ベーコン付きのポテト、アイスティ。ハンバーガー、めちゃ美味!シェイク・シャックは都内にもお店があるようです。今度行ってみよおっと!