ライナー・ホーネックさんと紀尾井ホール室内管弦楽団のモーツァルトのマチネを聴きに行きました。

 

 

紀尾井ホール室内管弦楽団第113回定期演奏会

(紀尾井ホール)

 

指揮&ヴァイオリン:ライナー・ホーネック

ヴィオラ:今井信子

 

モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調

モーツァルト/セレナーデ ニ長調「ハフナー・セレナーデ」

 

 

このコンサートは、ライナー・ホーネックさん(ウィーン・フィルのコンマス)が、傑出した室内管弦楽団である紀尾井ホール室内管弦楽団に客演してモーツァルトを振る、という極めて魅力的なプログラムなのでチケットを取りました。定期演奏会の位置付けで、東響のように「モーツァルト・マチネ」とは謳ってはいませんが、ほとんどそれに近いコンサート。非常に楽しみです。

 

 

前半は協奏交響曲。冒頭から紀尾井ホール室内管弦楽団の素敵な演奏。ホーネックさんのヴァイオリンと今井信子さんのヴィオラともいい感じ。ちょっとおっとりした雰囲気すら感じる雅な演奏です。

 

時折オペラで聴いたフレーズが出てきたりして楽しい!モーツァルトの音楽を聴く愉悦。エレガントな第1楽章、しっとりした第2楽章、活き活きした第3楽章、極上のモーツァルトでした!

 

今井信子さんのヴィオラは久しぶりに聴きましたが、さすがですね。モーツァルトももちろん素晴らしいですが、シュニトケのヴィオラ協奏曲、いつか演奏していただけませんでしょうか?

 

 

後半はハフナー・セレナーデ。これも雰囲気のある素晴らしいモーツァルト!ホーネックさん、協奏交響曲よりも、より抑揚を付けていた演奏のように思いました。

 

この曲はメヌエットが3曲あって、その内の1曲が短調だったり、美しいヴァイオリンのソロがあったり、クルクル回るような曲想の音楽があったり、本当に楽しい!交響曲第39番第4楽章のワクワクのフレーズに似た音楽まで出てきて萌えました(笑)。全8楽章からなる1時間かかる曲ですが、全く飽きません。

 

私はそもそも、協奏交響曲もセレナーデも曲を十分に入れていませんが、モーツァルトはオペラでない限り、コンサートで初めて楽しむ形でも十分だと思います。モーツァルトの愉悦さえ体感できるようになれば、どんな曲でもOK。後はただ楽しむだけです。

 

 

ホーネックさん、ハフナーの催しに行く行進曲をお楽しみください、と分かりやすい英語で話された後、アンコールは行進曲ニ長調KV249。軍隊調の行進曲というよりは、ザルツブルクの野山をスキップで闊歩したくなるような軽快な曲、こういうのは本当にいいですね!

 

 

ライナー・ホーネックさんと今井信子さんと紀尾井ホール室内管弦楽団のコンサート、極上のモーツァルトで素晴らしかったです!

 

 

 

さて、お休みの土曜日の午後にモーツァルトを聴いて、気分はウキウキ。そして、この日の夜には、曲目のつながりが非常に良い、もう一つの素晴らしいコンサートが待っています。

 

近くのホールなので、時間もあるし、ブラブラ歩いて行こうと思ったら、ふとここが赤坂見附であることを思い出しました。そうだ!久しぶりにあれを食べに行こう!と思い立ち、こちらに。

 

 

 

(写真)しろたえのレアチーズケーキとフランボワーズ。紅茶はセイロン。

 

しろたえのレアチーズケーキ、久しぶりにいただきましたが、やはり美味しいですね!カフェもクラシックな雰囲気で、松本に行った時に訪れた、松本家具が沢山置かれたカフェを思い出しました。いいものはいつまでも親しまれますね。

 

 

その後、赤坂見附から溜池山王方面まで歩いていたら、いい感じのパブやこの国の料理で成り立つの?と思われるような珍しい国の料理のレストラン、昔行ったことがあってご無沙汰しているお店などを見かけて、とても楽しかったです。

 

そして、次のコンサートの会場に到着。大いなる感動のコンサート、次の記事で!