年が明けて2018年になりました。年明け最初のコンサート、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートを聴きに、ムジークフェラインザールに行きました。
WIENER PHILHARMONIKER
Neujahrskonzert
(Großer Musikvereinssaal)
Dirigent: Riccardo Muti
Zither-Solo: Barbara Laister-Ebner
Johann Strauß Sohn
Einzugsmarsch aus der Operette „Der Zigeunerbaron“
Josef Strauß
Wiener Fresken. Walzer, op. 249
Johann Strauß Sohn
Brautschau. Polka française, op. 417
Leichtes Blut. Polka schnell, op. 319
Johann Strauß Vater
Marienwalzer, op. 212
Wilhelm Tell-Galopp, op. 29b
Pause
Franz von Suppè
Ouvertüre zu der Operette „Boccaccio”
Johann Strauß Sohn
Myrthenblüten. Walzer, op. 395
Alphons Czibulka
Stephanie-Gavotte, op. 312
Johann Strauß Sohn
Freikugeln. Polka schnell, op. 326
G’schichten aus dem Wienerwald. Walzer, op. 325
Fest-Marsch, op. 452
Stadt und Land. Polka Mazur, op. 322
Un ballo in maschera. Quadrille, op. 272
Rosen aus dem Süden. Walzer, op. 388
Josef Strauß
Eingesendet. Polka schnell, op. 240
Johann Strauß Sohn
Unter Donner und Blitz. Polka schnell, op. 324
An der schönen blauen Donau. Walzer, op. 314
Johann Strauß Vater
Radetzky Marsch, op. 228
今年のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートのテーマは「イタリアとの架け橋」。今年がロッシーニ没後150周年、そしてリッカルド・ムーティさんが客演することが理由だと思います。当初、曲目を見て、私は別のテーマも思い浮かべましたが、「イタリアとの架け橋」と聞いて納得でした。
演奏の印象は基本的にはプレヴューコンサートと同じ。美しい、気品がある、格調高い、どんな言葉でも形容し切れないくらいの素晴らしさです!この日が真の本番ということか、ムーティさんもウィーン・フィルも30%増しくらい熱演になっていた印象を持ちました。
音楽は本当に素晴らしい。人類の創り出した最も価値のあるものがそこにあると思いました。夢、憧れ、喜び、憂い、寂しさ、などあらゆる感情が交錯します。特にワルツ「ウィーンの森の物語」「南国のばら」「美しく青きドナウ」は得も言えぬ美しさ、愉しさ、切なさでした。前日にプルンクザールのフレスコ画を観た上で聴いたワルツ「ウィーンのフレスコ画」はかけがえのない思い出になるでしょう。
シュトラウス・ファミリーとウィーン・フィル、リッカルド・ムーティさん、バルバラ・ライスター・エブナーさん、ムジークフェライン、そしてウィーンというまちに心から感謝です。
(写真)ニューイヤーコンサート終演後のムジークフェライン