7月15日(土)と23日(日)に観て、涙止まらぬ感動の極致だったウエスト・サイド・ストーリー。国内ではミュージカル観劇禁止の謎のマイルールはどこかに吹っ飛んでしまい(笑)、もう一度観に行きたい!と思い、予定の立つ30日(日)の最終公演のチケットをおさえにかかりました。

 

(参考)2017.7.15 ブロードウェイ・ミュージカル/ウエスト・サイド・ストーリー(レナード・バーンスタイン)

http://ameblo.jp/franz2013/entry-12293132657.html

 

(参考)2017.7.23 ミュージカル/ウエスト・サイド・ストーリー(レナード・バーンスタイン)(2回目)

http://ameblo.jp/franz2013/entry-12295878369.html

 

しか~し、人気の公演、そんなに甘くはなく、既に全席売り切れでした…。他の手段でチケットを取れないこともないかもですが、逆に一人でも多くの方に今回の素晴らしい公演を堪能していただいた方が本望、と考えを改め、観に行くのはやめにしました。

 

ただ、今回のブロードウェイの若手キャストによる大熱演、来日公演の大成功に対して、改めて健闘を称えずにはいられません。何かできないか?と考えた結果、私に唯一できることは、「お酒を飲んで称えること」しかないことが判明(笑)、六本木のとあるバーに行ってきました。

 

 

(写真)ニューヨーク

 

まずはウエスト・サイド・ストーリーにちなんでということでニューヨーク。ライウイスキーとライムジュース、グレナディンシロップ、砂糖をシェークして、オレンジピールを絞って作るカクテルです。ここのバーではライムを絞って入れるスタイルでした。ウイスキーベースのカクテルで、アルコール度数は25度はあると思いますが、ライムが効いているので、さっぱりしてとても飲みやすいです。

 

 

(写真)マンハッタン

 

2杯目はウエスト・サイド・ストーリーに最もなじみのあるカクテルと思われるマンハッタンにしました。ライウイスキーとスイートベルモット(+アンゴスチュラ・ビターズ数滴)をステアして作る、至ってシンプルなカクテルです。ジンとドライベルモットから作るマティーニと並んで、世界で最も幸せな組み合わせ。ウエスト・サイド・ストーリーの「アメリカ」で、シャークスの女性陣がみんなで踊りに入る前のアニタの以下の歌が脳裏をよぎります。

 

ANITA

I like the island Manhattan –

Smoke on your pipe and put that in !

(よおく考えてみてごらん。)

 

ウイスキーだけでももちろん美味しいのですが、スイートベルモットが入ることで円やかな甘さで劇的に飲みやすくなります。ここのバーのマンハッタンはレモンも入れているようで香りが爽やかでした。カクテルの女王とも言われるマンハッタン。ニューヨークを旅した時にジャズバーでよく飲みました。久しぶりに飲めて感激です。

 

 

ここはジャズの生演奏も入るバー。ヴォーカルの入った素敵なジャズを聴きながら、美味しいカクテルを楽しむことができました。2つのカクテルの色や味、佇まいから、何となく、ニューヨークはチャーミングで凛としたマリアを、マンハッタンは情熱的なアニタを連想してしまいます。素晴らしかったウエスト・サイド・ストーリーの公演、その大成功を祝して、そして、改めて「不朽の名作」という言葉がぴったりなウエスト・サイド・ストーリーとその偉大な作曲者であるレナード・バーンスタインに敬意を表して、杯を傾けました。

 

 

(追伸)今回の公演の公式の紹介映像です。11秒目くらいの「マリア」の音楽は、この1秒を聴いただけで涙が出てきます…。

https://www.youtube.com/watch?v=WwhXQrouwlE (30秒)