年明けまで残り僅かとなりました。
3年間に及んだコロナ禍が明け、ようやく取り戻した日常生活の中で、今年も多くの皆さんとの良きご縁をいただくことができました。
各方面で大変お世話になりました皆さんには、本当にありがとうございました。
さて、年末を迎え、世界に目を向ければ、米中対立やウクライナ戦争が長期化し、イスラエル・ガザ戦争も出口が見えず、世界の分断と混沌を食い止める術を見出すことができない状況が続いています。
そうした中、年が明けて1月には、中国との関係を焦点にした台湾総統選挙、次ぐ3月には、ウクライナ戦争を続けるロシア大統領選挙、加えて11月には、その結果如何では国際関係の成り行きを変えていくこととなるアメリカ大統領選挙が行われます。
特に、アメリカによる国際政治や外交への関心や関与が弱まれば、世界秩序の不安定化がさらに進むことは必至です。
こうした国際情勢の複雑さを踏まえ、日本外交には巧みな戦略による重層的アプローチが求められますが、国内政治はこの年末に掛けて大きく揺らぎ、政治とカネの問題による影響が政権中枢にまで及んだことで内閣支持率は落ち込み、政治不信が深刻な状況にあります。
無論、再発防止を含めた政治資金制度の抜本的な見直し、合わせて、政治の世襲化・家業化や議会の古い慣習を改める政治改革を早急、かつ大胆に行われなければなりません。
「信なくば立たず」。
国内外に難題が山積する中、 政治に最も求められるのは、言うまでもなく信頼です。
国際関係には不確実な要素が多く、だからこそ、信頼の有無が重要であり、また、国家と国民、あるいは体制と人々の生活との間の信頼が不可欠であって、つまり、信頼なしに政治は前に進まないのです。
国民に落胆と負担を強いる信なき政治に強い憤りを感じる一方、夢と希望が満ち溢れる世の中を実現するのが政治の役目であり、政治家の責任だと痛感します。
私は、自身の職分において、皆さんの信頼と期待に応えうる、協調と連帯によって共生する「本当にいいまちをつくる」べく、様々な取組に力を注ぎたいと思います。
「希望がゆきわたる愛知・知立」を創り上げるため、新たな価値を創造し、変革の時代をリードしていく決意を強くしています。
将来の予測が困難な時代であればこそ、皆さんと「もっとずっとしっかりと」心を合わせ、力を合わせてまいりたいと思います。
来る新年も、一層のご支援とご指導の程賜りますよう、何卒宜しく御願い申し上げます。
2023年12月31日
愛知県議会議員 柴田高伸 拝
重原八劔社
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