※統一地方選挙後半戦が終わりました。
 
 そのうち、各市長選での論戦は見ものでした。
 (ちなみに、市議会議員は複数人が当選するために大きな対立軸(争点)はなく、また、市長と異なって予算権限がないため、総じて、市議選における論戦なるものは見られません)

 市長選において、現職市長はこれまでの市政運営を「順調」と評して「継続」を訴え、新人候補は「不調」と評して「転換」を訴えるという構図の中で、新人は現市政運営に対して、現職と(真っ向から)異なる評価を加えることで政策の対立軸(争点)を立て、論戦を挑みます。

 現職によるこれまでの市政運営に市民が明らかに不満を抱いている場合、新人の「転換」の訴えは市民に通じやすいのですが、市民が現状にさほど不満を抱いていない場合、「市政運営次第で市民の暮らしはもっと良くなる」という新人の「転換」の訴えが市民に通じにくいのが現実です。

 かつて我が国の基幹産業であった毛織物業の一大生産拠点として隆盛を誇った愛知県内各市町(特に尾張地域)の例を見ますと、生産拠点の海外移転によって国内毛織物業が斜陽化したことにより、かっての潤沢な法人住民税を失い、土地建物にかかる固定資産税(都市計画税)と個人住民税にほぼ寄って立つ脆弱な財政構造に陥っており、特色ある住民サービスを提供する余裕もないことから、税収を促す産業転換を怠った当該市町の行政運営に不満を持つ住民は当然多くなります。

 一方、西三河地域は、現在まさに隆盛を誇る自動車関連産業からの潤沢な税収に寄って立つ財政構造の盤石な市町が多く、当該地域の行政運営は住民により良いサービスの提供を目指すことのできる余裕のあるものであり、住民にとってさほど不満を催すものとはなり得ません。

 他方で、トヨタ城下町と言われる地理的優位性があるにもかかわらず、税収を促す産業転換(誘致)を怠った西三河地域の市町は、提供できる住民サービスに限界が生じており、他市町との格差が広がり続けている実情に住民の皆さんの不満が徐々に鬱積してきています。

 そうした中、自動車産業のメッカである西三河地域にありつつも、大規模な法人事業所が少ないゆえに法人住民税が少ない知立市の財政構造から、常に「お金がない」と言い続けてきた現知立市政(知立市長)が提供する住民サービスの質と量について、知立市民の皆さんは果たしてどう評価するのか、そしてまた、今後の知立市政(知立市長)とはどうあるべきと考えるのかなど、他市の市長選の論戦を通じて、知立市政の現状、知立市長の行状やその由来となる知立市長のそもそもの資質・力量などに考えを巡らす絶好の機会となりました。

 なお、知立市長選(前回無投票)は、来年(2024年)11月に行われます。(あと1年半)



*4/22 知立市小中学校PTA連絡協議会総会
(市内7小学校3中学校のPTA役員の皆さん合同の年間方針に基づき、全10校のつながりを重んじながら、各校特色のある活動を展開いただいています。

 知立市においては遅ればせながら、コミュニティスクールの設置を進めようとしています。
 現在、知立南小学校に独自のコミュニティ・スクールを立ち上げていますが、これをまずは市内3校にすることを目指すとしています。

 文科省は、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が平成29年3月に一部改正されたことを受け、学校運営協議会制度を導入した学校、いわゆるコミュニティ・スクールを設置するよう努力義務を示しました。 

 各校PTAの皆さんには、子どもたちの「生きる力」を育む「チーム学校」の原動力としての役割を十分に発揮頂くことを期待するとともに、さらなる学校環境の改善に努めてまいります)



→ 知立市文化協会総会
(知立の文化力向上にご尽力いただいている先生方の発表現場における日頃のおもてなしに感謝の気持ちをお伝えしました。

 一生精進の姿勢で謙虚に稽古されている皆さんに心打たれます。

 知立ならではの文化形成にこれからも共々に力を尽くしてまいります)



*4/23 タケノコ掘り体験
(重原城のお堀に残存する土塁は現在竹林となっており、毎年この時期には竹の地下茎から若い芽がいくつも顔をのぞかせます。

 この竹林での筍掘り体験に出掛けました。
 
 多くの親子連れの皆さんが悪戦苦闘しながら収穫した筍は、市内小学校の給食に使用されますので、お楽しみに。

 折角の機会ですので、天文17年(1548年)に築かれた重原城にまつわる歴史について子どもたちが知り、地元の成り立ちについても興味を抱いてくれることを期待したいと思います)

 

 



→ 新地町内会定例組長総会
(久方ぶりにご案内を頂戴し、来賓出席しました。

 幾度もの県議選を機に、相手候補やそれを支援する市長などが及ぼす影響で、かつてあったご案内が来なくなった総会などの会合は数知れませんが、今回久方ぶりに、柴田事務所が所在する新地町内会さんから総会のご案内があり、有難く出席いたしました。

 中心市街地を包含する新地町さんは、時代の変遷に伴ってその風景も変化していますが、地域の絆は強く結ばれています。

 コロナ明けの新年度は、年間行事を積極的に開催されるため、多くの住民の皆さんも楽しみにおり、地域の絆をつなぐ町内会行事の盛大な開催を期待します。

 なお、町内には、既報のとおり、知立駅北の市営駐車場を含む西新地地区再開発事業(知立市が事業者)が計画されて長らく経ちますが、未だ着手されていないことから、地権者の皆さんの知立市(市長)に対する不信感は増幅しています)


 

 

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