※2011/3/11に発生した東日本大震災から12年が経過しました。

 

 私は、かつてゼネコン勤務時代に東北支店に配属となり、仙台市近隣を営業エリアとする中、名取市閖上地区において塩釜亘理線閖上大橋補修工事を担当した頃、地区の町内会長さんや公民館長さんなど多くの地元関係者の皆さんには大変にお世話になった経験があり、この震災発生を報道で知るや、彼らをはじめ、かつての同僚の安否が心底心配で、居てもたってもいられなかった当時を今も鮮明に思い起こします。

 

 間近に控える県議選を前に、定例県議会の委員会審議中に議事堂が大きく揺れ、控室に待機した後、テレビから流れる中継画像に愕然とし、名取市や七里ヶ浜町在住のかつての同僚に電話すれども連絡が取れず、為す術無しの中、ただ無事を祈ることしかできませんでした。

 

 直後の県議選(2期目)は、それどころでない気持ちを抑えながらの選挙戦であって、終始、今何を優先すべきか、苦難に見舞われている方々を助ける手立てを自分はどのように講ずるのかなどを自問自答しながら、選挙期間中、時に現地(東北)在住の友人の安否確認を試みたり、救援物資を手配をしながら、また、街頭に出て義援金を募ったりした毎日でした。

 

 この経験が記憶として今も脳裏に深く刻まれているため、その後の選挙(3・4期目)に際しても、今何を優先すべきかを考えながら、選挙期間中と言えども、選挙運動よりも、公務はもちろんのこと、陳情への対応(受付から現場確認、役所との折衝など)など、普段通りに自らの職責や役割を果たすことに時間を繰り合わせることが常となっています。

 

  2011年から12年が経過した今、広範にわたって壊滅的な被害をもたらした震災の記憶、かつて経験と教訓を風化させることはあってならず、これを永遠に後世へと伝えることが重要であり、広く、全国、世界、そして次世代に伝え続けていくことによって、いつの未来にも起こり得る災害に誰もが備える意識の醸成と、具体の行動を促していかなければならないとの思いを強くしています。

 

 

*3/6~9 定例愛知県議会本会議

(私からは、「preconception care(プレコンセプション・ケア)」について取り上げ、質疑しました。

 

 我が国の少子化は深刻な状況にあり、(2/28に厚生労働省が公表した)人口動態統計速報によれば、令和4年の出生数は、はじめて80万人を割り込んで、7年連続で過去最少となった。

 

 少子化の原因は、主に未婚化・晩婚化と、晩婚化による晩産化・少産化による有配偶出生率の低下の影響が大きいと言われている。

 

 2022年に内閣府から発表された「少子化社会対策白書」によれば、生涯未婚率(50歳時の未婚割合)は年々増加しており、1970年に男性1.7%、女性3.3%だったのに対して、2020年には男性28.3%、女性17.8%まで増加。

 

 続いて、晩婚化に関しては、「平均初婚年齢」は長期的にみると、夫、妻ともに上昇を続け、2021年の人口動態統計によれば、夫が31.0歳、妻が29.5歳であり、1985年と比較すると、夫は2.8歳、妻は4.0歳上昇。

 

 加えて、初婚年齢の上昇に伴って、晩産化の傾向が現れている。

 出生時の母親の平均年齢を出生順位別にみると、2021年では、第1子が30.9歳、第2子が32.8歳、第3子が34.0歳であり、1985年と比較すると、第1子で4.2歳、第2子で3.7歳、第3子で2.6歳、それぞれ上昇しており、統計が取られ始めてから一貫して上がり続けている。

 

 こうしたことを背景に、近年、不妊治療の件数は増加しており、日本産科婦人科学会によれば、2020年に実施された不妊治療の体外受精で誕生した新生児は60,381人で、コロナ後はこの数が増えることが見込まれる。

 なお、この体外受精によって誕生した新生児は全新生児の約7%を占めるが、不妊治療が以前よりも普及してきているとはいえ、①経済的要因(治療費が高額)。②社会的要因(不妊治療と仕事との両立が難しい)という課題がある。

 

 この不妊・不育に関する知識を含む「preconception care(プレコンセプション・ケア)」、すなわち、将来の妊娠・出産を考えながら、若い世代が自分の生活や健康に向き合うことが重要であり、そのために、自身の結婚、妊娠・出産、子育てに至るまでをデザインするための知識を得る教育を、若い世代に講じる必要があると考える。

 

 もとより、結婚、妊娠・出産は個人の自由な意思決定に基づくものであり、個々人の決定に特定の価値観を押し付けたり、プレッシャーを与えたりすることがあってはならない。

 

 その上で、若い世代の結婚、妊娠・出産の希望や、子育てを応援する機運を高めていくため、行政、企業、地域など社会全体で、結婚、不妊治療を含む妊娠・出産、子育てへの理解を促進する取組を行うよう要望しました)

 

3/6

 

3/7

 

3/8

 

3/9

 

*3/10 委員会(早く議決を要する議案の審査)

(令和4年度愛知県一般会計補正予算および、令和4年度愛知県中小企業設備導入資金特別会計補正予算ほか2件の委員会審査を行いました)

 

 

 

経済産業局・労働局・観光コンベンション局

 

企業庁
 

→ 本会議(討論・採決)

(上記議案の採決を行い、すべて可決承認しました)

 

 

*3/11 リユースマーケット

(エコ志向の皆さんが集まるマーケットに出掛けました。

 知立駅前の遊休地にて初めての開催でした。

 

 いわゆる3R活動とは、①Reduce(リデュース)=使用済みになったモノがなるべくごみとして廃棄されることが少なくなるようにモノを製造・加工・販売すること。 ②Reuse(リユース)=使用済みになってもその中でもう一度使えるモノはごみとして廃棄しないで再使用すること。 ③Recycle(リサイクル)=再使用ができずにまたは再使用された後に廃棄されたモノでも再生資源として再生利用することという、3つのRに取り組むことでごみを限りなく少なくして、ごみの焼却や埋立処分による環境への悪い影響を極力減らすことと、限りある地球の資源を有効に繰り返し使う社会(=循環型社会)をつくろうとする活動です。

 

 SDGs未来都市に選定こそされた知立市ですが、日常的な消費行動の中に、近年、国際的なトレンドなっているエシカル消費(=人や社会、環境に配慮した消費行動)を普及させる上で必要なこのようなイベントにもっと力を入れるべきと、現場に足を運んで痛感しました)

 

 

→ 入会地

(①中日写真協会刈谷支部写真展、②知立高校写真部作品展、③中日写真協会知立支部写真展に出掛けました。

 

 支部の重鎮の先輩方と歓談しながら、楽しく作品を拝見できました。

 先輩方の含蓄のあるお話はいつも為になり、生涯現役を生き抜く先輩方に敬服いたします。

 

 なお、会の高齢化が進んで年々会員数が減少しているそうであり、撮影技術をともに磨く仲間を広く募集されています)

 

中日写真協会刈谷支部

 

知立高校写真部

 

中日写真協会知立支部

 

*3/12 生涯学習フェスティバル

(知立市中央公民館の講座受講者の皆さんの芸能発表会に出掛けました。

 

 地道に精一杯稽古されたとあって、いずれも玄人裸足の素晴らしい舞台発表でした。

 

 発表者の皆さんの生き生きとした姿を拝見し、元気をいただいて帰ってきました)

 

→ リリオ ブルームコンサート

(知立市ゆかりの素敵な演奏家によるコンサートに出掛けました。

 

 ピアノの霜浦陽子さん、フルートの新野智子さん、ハーブの神谷英里佳さんの素晴らしい演奏から伝わる、いつもながらに卓越した演奏技術と、個性やお人柄を感じながら、気付けばあっという間の素敵な演奏会でした。

(加えて、新野さんによるパンフレットの解説が分かりやすい)

 

 モーツァルトの「フルートとハーブのための協奏曲」には、思わず息を飲みながら聞き入りました。

 

 これからもご活躍が期待される地元演奏家のお三方を応援していきたいと強く思いました)

 

 

 

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