2022年も残すところ、あと僅かとなりました。
今年も沢山の皆さんとの良き縁を結ぶことができました。
様々な場面で大変お世話になりました皆さんには、本当にありがとうございました。
さて、年末を迎えてもなお、新型コロナ感染症から解放される見通しはなく、加えて、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や、円安による物価高騰に翻弄された一年でした。
資本主義経済の世界化を通じて、人類が物質的な豊かさを獲得し、自由主義的な価値観に収斂するという楽観は、新型コロナによって完全に終息したと言えます。
新型コロナもいずれ、感染症法上の分類を季節性インフルエンザ並みに格下げされる見込みですが、専門家によれば、新型コロナとの共生は長期戦を覚悟せざるを得ないようです。
そうした中、重要となるのは、まず、協調と連帯です。
感染症は多くの人々を死の恐怖に陥れるため、自分さえ良ければいいという刹那的精神構造に陥りがちであり、一時、各国のリーダー(特に米・中)も自国優先の志向が強くなりました。
しかしながら、歴史を振り返れば、協調と連帯という理念なくして感染症は克服されることはなく、専門家はウイルスとは共生するしかないと指摘しています。
我々人類も、自己中心を脱し、協調と連帯で共生の道を探らねば生き抜くことはできないのです。
続いて重要となるのは、企業価値の創造です。
感染症の脅威は、生死のみならず、経済問題に直結しています。
新型コロナ対応に伴う財政支出は膨れ上がり、最近の原油・原材料高、物価高に伴う支出を加えると相当規模となっていますが、この財源はいずれ国民の税金で賄うほかなく、将来は増税が視野に入ってきます。
そうした中、企業が価値創造力を一段と高め、稼ぐ力を強くすることが求められます。
各企業が自社の存在価値を再定義し、改革による現状打破によって、高付加価値のビジネスモデルを創造できるかが問われています。
無論、スタートアップとのオープンイノベーション(改革や刷新を達成するために、自他問わず柔軟にリソースを活用し、市場機会の増加を目指すこと)による協業も重要な方策です。
私は、コロナ禍の3年目の締めくくりに当たり、新たな価値を創造し、変革の時代をリードする「希望がゆきわたる愛知・知立」を創り上げていく決意を強くしています。
皆さんの信頼と期待に応えうる、協調と連帯によって共生する「本当にいいまちをつくる」べく、様々な取組に力を注いでまいります。
将来の予測が困難な時代であればこそ、皆さんと「もっとずっとしっかりと」心を合わせ、力を合わせてまいりたいと思います。
来る新年も、一層のご支援とご指導の程賜りますよう、何卒宜しく御願い申し上げます。
2022年12月31日
愛知県議会議員 柴田高伸 拝
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