大府市はJR大府駅近くの江端調整池に、
人間環境大(同県岡崎市)が新設する看護学部を
誘致すると発表した。2015年4月の開設を目指す。

市によると、人間環境大を運営する学校法人岡崎学園は、
松山市で専門学校を運営する
学校法人河原学園と合併を計画している。
人間環境大の名称を「日本医療環境大」に変更して
看護学部を新設する。
4月から校舎の建設工事に入り、
文部科学省へ5月に設置認可を申請する予定。
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大府市は、市内で医療や介護の専門職が
慢性的に不足していることから、
人間環境大の看護学部新設を歓迎。
調整池の上に人工の地盤を造り、
校舎を建設することを大学に提案した。
調整池の土砂を掘り出す工事費として、
市が大学へ1億5千万円を補助する。
14年度当初予算案に計上した。

看護学部の定員は95人、
修士・博士課程は定員15人。
校舎予定地は大府駅から徒歩3分と近く
市内には国立長寿医療研究センターや
あいち小児保健医療総合センターなどの
専門的な病院があり、実習や研究の環境も整っている。

実は、人間環境大学看護学部開設準備室は
知立市にありましたが、
大府市に看護学部の誘致が決定されました。
(新キャンパス事業費は約25億円。学生数は1学年110人。)

地元市が真剣かつ慎重に誘致活動を行うか否かによって
もたらされる成果の大きな違いとして
参考にすべき事例です。
(税収増のための企業誘致も同様。)

当事者である知立市(長)に
事前に情報提供(意見具申)しても、
差し迫らないと誘致活動しないのでは遅すぎます。
都市間競争の時代に到底勝ち残っていけません。