富良野から昨夜、帰宅しました
当初の天気予報を遥かに上回る
良いお天気に恵まれました  
ありがたい事です✨
 


「ラベンダーは、もう黒くなってるぞ」
枯れたとは言わないこの表現
遠くから近くからいつも
「ラベンダー畑」を目に
過ごしてる人の言い方だな、と思いました


そう実は、ラベンダーはもう終わってました(笑)💦



かろうじて残っていた何株かのラベンダー




今年、80歳になる
伯父と二年振りに会ってきました
久しぶりに会う叔父
また少し小さくなったように見えます

ラベンダーで有名な『ファーム富田』の近くで、私は生まれました

なので
富良野界隈には、親戚がまだ何件か残っていて、とりわけ 
母の弟に当たる叔父とは
親しくさせてもらってます

祖母が亡くなってからは富良野にも行かなくなってた

ドラマ「北の国」が放映され
富良野はいつしか観光地になりました
そして、ラベンダーの花が有名になりました
 
でも私の富良野の花
そのイメージは 
この黄色くて背の高い「オオハンゴンソウ」なのです





まだ、小さかった私 
道端にたくさん咲いている
この「オオハンゴンソウ」が一際とても大きく見えた

この花の群れの中に、うっかり入ると
迷って出口が、わからなくなるんじゃないか  
そう思うほど大きな花だと思ってた

ちょうど、子供の目線の高さには
よくわからない虫なんかもいる、、、ちょっと気持ち悪くて怖かった

夕日に照らされると影が長く伸びて、この花の大きさが、余計デフォルメされ、自分の背丈より大きな植物に襲われそうな気持ちになりました  

田舎生まれイナカ育ちの私は
身近な自然は綺麗なだけじゃなく

時折、漠然とした不安も煽るもの
うかうかと近寄っちゃイカンと、幼心に思ってた

よくわからない気持ち悪さ、怖さも持ち合わせてる物なのだ、と






今では軽々と見下ろす
この花を『怖い』と思ってた自分

心もカラダも
本当に小さかったのだな、と思う

そして、周りのオトナ達に
守られてたあの頃を懐かしくも思う、黄色いこの花を見ると
そんな時代の自分を思い出す

 

別れ際、叔父達はいつも
見えなくなるまで、手を振ってくれました

私が幼い頃からそうでした
 
あの頃は家族4人の  
叔父を頂点とした山のカタチの
まるいシルエットだった

けれど今は叔父一人の姿

 
50歳を前に叔父は
奥さんを病で見送ったのです
   
そして、あろうことか
大切な2人の子供を一人は病で、
そしてもう一人の子供を
間を空けずに、突然の疾患で
亡くしてしまったのです
 
つい最近の出来事です
忘れ形見の孫達がいるのが唯一の救いです


今は、たった一人で私に手を振る叔父、、、
広い野原に、たったひとつで
踏ん張って立つ木のように
枝のように細くなった手を振る


残されたものは、どうしたって生きなきゃ、と言うように



「叔父さん、なんか、可愛そう💧」



そう思いながら、手を振り返すワタシ



でも、よく考えたら
夫を突然亡くし、母を一人で見ている私も、まあまあ、それなりに可愛そうだった(笑)💦




「テイペット、お前も頑張れよ」



この叔父さんの言う「ガンバレ」は、まるで分厚いトーストのように
温かく、みちみちで
 
「ずしり」と腹に響きました


今度は(ラベンダー🪻)
ちゃんと咲いてる時に、また来い!あっははーー!!(笑)


叔父さん、確かにそうですね(汗)💦






深山峠





後藤純男美術館レストランで頂いたランチの「ポークソテー」
景色も料理も旨し
刈り取られた小麦畑



久しぶりに高速道路パーキングエリアに寄りました
夫が売店を物色しながら
私のトイレタイムを待っているような、そんな気がした


いるはずないのに💧
ちょっと凹んだワタシです







遊んだ!遊んだ!さぁ日常です😆