ドイツでは1月10日(月)から新学期が始まりました。

 

それまでの冬休み、私は日本への帰省を諦めたものの(←いつまでも言ってる)、

長男はアイスランドへの一人旅をとても楽しみにしていたし、

ドイツ―アイスランドはシェンゲン協定内なので、

不測の事態が起きても国境が閉まることはないだろうと送り出したのですが。

 

1月7日(金)のお昼ごろドイツに帰ってきた長男が、

その日の夕方、「やばい、僕自主隔離しなくちゃ」と言い出したのです。

よくよく聞いてみると、6日(木)に会った友達がコロナに感染したことが

友達グループのチャットでわかったとのこと。

 

ひええええ~。

 

アイスランドで5日(水)に受けたPCR検査の結果は陰性だったのですが、

6日に会ったその友達がその時点で感染していたとしたら、

振り出しに戻る……というか、一気にデンジャーゾーンに突入です。


ドイツではこんなとき、どうすればいいんだろう、ととにかく様々なサイトを調べ、

自分に都合の良い情報に流されないよう自制しつつ、総合的に判断したところ

1.濃厚接触者かを判断する。

一番良いのは保健所(Gesundheitsamt)に連絡して確認すること。

2.濃厚接触者の場合はできる限り早く簡易テストまたはPCR検査を受ける。

3.陰性でも、5日間は自主隔離をして5日目にまたテストを受ける

(起点は濃厚接触があった日、つまり長男の場合は1月6日)。

という対応を取った方がいいようでした。

 

そこでまずは息子に、コロナに感染したことがわかった友達と

どんな感じで会ったのか聞いたところ、

「まずはショッピングモールで会って、みんなでO君の家に行って、

ビデオ見たりしながらおしゃべりした。時間にして8時間くらい。

家の中だからマスクはしてなかった」と言うので、

もうこれは、保健所のお手を煩わせるまでもなく、濃厚接触者でしょう。

 

そこで次は2.のテストなのですが、空港から家に着いたときに、

念のためすぐ簡易テストをしたのですが、そのときの結果は陰性でした。

 

あとは5日間自主隔離してもう一度検査を受けなければなりません。

 

家の中に濃厚接触者がいて、家族はどうすればいいの?

もう今から一歩も外出できないの?

10日から学校が始まるのに次男と三男も自主隔離するの?

と、頭の中がぐるぐるしたのですが、

このあたりはどこにも自主隔離すべし、という情報も、

自主隔離しなくても問題ない!という情報も見当たらず

(私の探し方が悪いだけかもしれません)、

結局、長男だけ自主隔離することにしました。

 

幸いなことに長男の部屋は家族の居住空間が1階・2階であるのに対して、

ちょっと別れた半地下にあり(パラサイト風)、

ティーンエイジャー真っ盛りなので帰って来てからも親兄弟と対して交流しておらず、

トイレも長男の部屋のすぐ近くのを専用にできたので、

座敷牢のように、朝・昼・晩と食事を部屋の前まで運び、

用事があるときは家の中でも電話で話して、接触を避けたのでした

 

念のため長男以外の全員は1月9日(日)にテストを受け、全員陰性。

長男も、10日は担任の先生に話して学校を休んだのですが、

午後にテストを受けたところ陰性だったので、無事に11日から通学を再開しました。

 

ドイツの学校は、冬休み明けの1週間は、コロナ対策強化週間ということで、

ワクチン接種の有無にかかわらず、

すべての子どもは毎日コロナテストをうけることになっていたのですが、

うちみたいに冬休みに濃厚接触しちゃった子が結構いるんだろうな……と思いました。

息子たち3人も、毎日テストを受けましたが、最終的には誰も感染しておらず、

本当に、本当にほっとしました。

 

その後、近所のショッピングモールで、予約なしでもワクチンを打ってくれるという

看板があったので、夫ともどもブースター接種を受けてきました。

 

 

大人はこうしてできる限りワクチンを打ち、在宅勤務を続け、

外食も控えて、たまの集まりにはテストを受けてから参加して、と

できる限りの注意をしていますが、

子どもに同じことを強制するのは難しいですよね……。

そもそも毎日学校がありますし、そりゃー友達と会って遊びたいですし。

 

これからしばらく、綱渡り状態で頭を悩ませる日が続きそうです。