昔師匠のところに入門して習い始めた時に徹底してやらされたのが、売買記録を書くことだった。
どんなチャートのときにエントリーしてイグジットしたのかの記録を、チャートを印刷していろいろと書き込む。
手書きで書いても良いし、画像で切り取ったのにワードとかパワポで書き込みしてから印刷してもOK。
いずれにせよ、後で見返すことができるように、復習の材料作りをさせられた。
そのときにどんな気持ちだったかとかも書かされた。
続けていくと、「いける!」と自信満々でエントリーしたときにもけっこう負けるし、逆に「負けそうな気がするけど、エントリーするってルールだから仕方ないかぁ。やだなぁ・・・」と思いながらエントリーしてもけっこう勝つ。
自分の感情なんか関係無いんだって気付かされた。
そうすると、余計なことを考えないで淡々とエントリーすることができるようになっていった。
本当に最初の最初は、それこそ一日数トレードしかせずに、全てのトレードでそうやってチャートを印刷してたけど、だんだんとトレードの数が増えてくると記録に残したいものだけ印刷するようになり、替わりにいくらで買っていくらで売ったかという数字の記録だけ残すようになっていった。
数字の記録はもちろん今もつけている。
そうすると、ピンチのときはチャンスにもできるということに気付く。
「この条件で買うと負けることが多い」ってことが分かれば、「買わない」という選択をすれば負けなくなる。
そこで一歩進んで「空売りする」という選択をすれば、逆に勝てるようになる。
記録をつけて復習するって超大事だ。
結局のところトレードって、「楽して儲かる」ってわけじゃなくて、ひたすら地道な作業の積み重ねだ。
勉強ができないやつってのは、頭が悪いんじゃなくて、地道な努力ができないってことだと思う。
仕事ができないやつってのは、頭が悪いんじゃなくて、地道な努力ができないってことだと思う。
それと全く同じで、地道な作業ができるかできないかで、稼げるトレーダーになるか負けるトレーダーになるかが分かれる。
まぁ勉強は嫌いだったから成績は悪かったけど、仕事はバリバリ頑張って結果出してる、って人もいるよね。
それと同じで、勉強ができなかったり仕事ができなかったりした人は勝てるトレーダーになれないってわけじゃない。
ただ、「トレードに勝つためなら地道な努力をできる?」って聞かれたときに、「Yes!」と答えられるかどうかだ。
でも、トレードには普通の一般的な仕事との大きな違いがある。
それは信用取引をすればレバレッジを利かせられるという点と、資金が増えれば同じ手間でも稼げる額が増えるという点だ。
200万を元手に10万円稼ぐ手間と、2000万円を元手に100万円を稼ぐ手間って、あんまり変わらない。
だから、小さな資金でしっかり練習して、勝てるトレーダーになっておけば、そこから先は雪だるま式にお金は増えていく。
複利の力は偉大だ。
地道な努力をする価値はあったと思っている。
ということで、プロデイトレーダーの心得③
記録をつけて学習しよう!
そうすればピンチもチャンスに変えられる!