記念すべき1ページ目はこの人です。
「ボクサーくん」
彼は本当にすごい人物でした。
彼の凄さを伝えるには、何よりもまず
その名前の由来を紹介するのが一番でしょう。
彼はある日、自分の発表があるにも関わらず
何の連絡も無しにゼミを休みました。
まあ「Fラン大」ではそんなこと珍しくもないので、
特に誰も気にしなかったのですが、
なぜか、この時ゼミの先生が大激怒。
「なんとしてでも連れて来い!
来ないのならゼミの単位をやら
んぞ!!」
「Fラン大」においてゼミは必修なので、「単位をやらない=即留年」を意味します。流石にヤバいと思ったのか、彼の友人たちは大慌てで彼に連絡を取りました。
遅れること一時間、彼は汗びっしょりでやってきました。
カンカンに怒っている先生を前に、彼は言いました。
「すみません!!部活動の試
合があったので遅れまし
た!!!」
この発言に、ポカーンとする我々。
なぜなら、彼は部活動を何もしていないのです。
先生ももちろんそのことを把握しているため、すかさず追い打ちをかけました。
「何の部活だ!!??」
「ボクシングです!!!!」
一同、大爆笑。
彼の嘘が意味不明な上に、彼がやたらと必死で
何故か迷いなく「ボクシング」と答えたことが面白くて、
張り詰めた空気は一気に崩壊しました。
死ぬ気で走ってきたため、ボクシングのトレーニングをしている気分にでもなったのでしょうか?
先生も周りの空気と彼の真剣な表情に飲まれて笑い出し、
この件はお咎め無し、彼は次週振替で発表することになりました。
こうして、彼は「ボクサー」と呼ばれるようになりました。
ボクサーくんの偉業はまだ他にも沢山あるので、
おいおい紹介していきたいと思います。