誕生日 | フランクスオーナーのブログ

誕生日

何回目かの記念日が

今年も明日またやってくる

もう一つ年を重ねるわけだね
祝ってなんてくれるなよ

20才の頃なら
そいつもいいだろう
仲間を集めて飲んで踊って

世の中を変えてやるんだと
力一杯右手をさし上げる

あの頃の写真が
一枚出て来たよ

ジーンズはパンタロンで
ミディのコート

あんまり綺麗にゃ見えないが
かっこ悪いなんて
思っていやしない

人生は一本の道だった筈
僕はその道にも迷ったらしい

今、どのあたりを
歩いているのか
さっぱりわからなくなっている

札付きの悪党じゃなかったし
それなりにやさしく生きて来た

恨む程悪い世の中でもなく
結局は自分の愚かさのせい

何かが起こるたびごとに
少しは落ち込んで
いたんだろう

そんな毎日が今につながって
テレ臭くて
強がっているだけさ

道行く人よあなたの
行く先々に幸あれ
僕は今日を最後に雲がくれ

いつの日からか今日までの
思い出みんな捨て去って

笑って暮らしていたいと
思います

難しい顔で悩むのも
楽しい事があると思うから

愛されたいと願うのは
愛したい気持ちが足りぬから

駅の階段をかけ降りる
通勤ラッシュは今日も又

一つの方向へ押し進む
僕は流れに逆らっていた

ひけ目も感じているけれど
違った奴が一人居てもいい

あいつもこいつも
どいつも同じなら
人間やってる気がしない

誘惑させて させられて
振り回されているけど
僕は時間を楽しんでいた

くよくよしても何かが
始まってくれるわけじゃない

後悔が無けりゃ
don’t think twice,
it’s alright

若いからとか
大人だからとか
理由になるけど今さら面倒で

今の自分を
やさしくみつめたい
20才の頃もきっとそうだった

あいつは変った
時代も変ったと
話している奴 臆病なんだよ

自分の心を確かにしておこう
20才の頃もきっとそうだった

作詞/作曲  吉田拓郎 / 誕生日 (1985年)


今日、63歳の誕生日を迎えました。
年を重ねる毎に段々偏屈になる自分を感じ、なかなか素敵に年を重ねられずにいます。
昔からあまり人付き合いが得意ではないので、友人も少ないですが、
高校時代から続いている友人2人と、伴侶がいてくれればそれで充分だとも最近は思っています。

上に記した詞は、
吉田拓郎さんが1985年にリリースした「俺が愛した馬鹿」に収録されていた曲。
このアルバムは拓郎さんが引退するのでは?と噂される中、発表されました。

この曲がリリースされた当時、
僕は劣悪な労働条件の広告代理店で働いていて、
明日をも知れぬ思いの中で悶々とした日々を過ごしてました。
その年の初めに母を亡くし、精神的にも参っていて、我が人生の中でも最悪の時期でした。
拓郎さんの歌声で、駄目になりそうな自分を鼓舞していた時期です。

この歌の存在も忘れかけていたけれど、
何故か最近になって思い出しました。

その後、現在の仕事に就いて、水にあったのか30年以上この仕事を続けてます。
人生ってどんな風に動いて行くか、本当に判らないと今つくづく思っています。

今さら誕生日だからといって、はしゃぐ気持ちにはならないけれど、
これからも自分を失わず、穏か(静か)に過ごしていければ幸いです。

とりあえず誕生日という事で、
“Happy Birthday to Me”。

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