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本日はイトコにお礼もあり築地近くのうなぎ屋へ。

店は明治から創業しているらしく狭い店内ながらも鰻を活かしておくための水槽もある本格派。

鰻自体は余り蒸しを入れずに柔らかさよりもプリプリした食感を楽しむタイプ。
タレは醤油勝ちで濃厚ながらもクドサが無いのでいかにも都会的。

トータルで言うと店の親父同様、粋で食い味が良いが後はお好み次第って事。

で難しいのは二点。

まずレベル名が難解。

通常は松竹梅や並上特上や雪月花ってとこだけど、この店はひと味違う。

連 臣 尊 王の四段階。

正直読めない。

右から「おう」 「みこと」 「おみ」 で連は忘れた。

まぁお客様の半分は値段で注文してまして。

僕も恥ずかしながらも尊を値段で注文。

で2つ目の難解な事は量。
うなぎ屋の値段って大まかに分けて2タイプ。

一本の大小で値分けをするか、つける本数で変えるタイプ。
(ちなみに一本で二枚ね)

今回は後者。

上から二番目で1,5本ついてます。
しかもちゃんと大きめのが。
僕は鰻ラバーなので本来なら嬉しいが年齢的に一本で充分なんだよね。

確かに親父さん言ってたよ。
「ウチはケチケチしないからっ」

あなたは正直者です。
素晴らしい店です。
僕は必ずまた行きます。
(もう一つ下の食べに)

でもね。

横のカップル一番上の頼んでたよ。

2本つけ。

食べきらないだろうなぁ
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久しぶりに落ち着きを取り戻した本日、悲しい程に美しい寒空を眺めながら行きつけのカフェで


「白菜のクラムチャウダー」

寒さで縮こまった身体の底から温めてくれるひと品。

さて本格的に冬の到来でしょうか?
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最近、ちゃんとした大人でも物の価値がわからない人が多すぎる様な気がする。

安ければ良いという風潮の中で消えゆく伝統と文化がある事を知ってもらいたい。

このまま行くと日本のアイデンティティーは失われ僕達は独自の文化を持たない主体性のない民族に成り下がってしまうだろう。

2、3年前に京大の文化祭のテーマに

「仕分けできない無駄がある」

というのがあった。


そしてその後に京大からノーベル賞を受賞された先生が出た。


無駄の中には文化やアイデアそして品格がつまっている。

永井荷風や池波正太郎、ヘミングウェイなどたくさんの作家も非合理的と言われる物の中に豊かさを見いだしていたように思える。

まぁカントも嫌いではないが、、、


ディオゲネスの樽の話は投げ捨てて僕のお昼は行きつけのカフェで

BLTとアイリッシュウイスキーを垂らしたソーダ水。

怠惰で無駄で豊かな昼下がり。