先日、家にいたら、玄関のチャイッムがなりました。

 出てみると、知らない人がにこにこしながら立っていて、肩に担いでいた大きなビールのケースを肩から下ろし、「ご無沙汰しています」とか言いながら、入ったところに置いたのです。「や~、その節は、お世話になりまして」とか言うし、こちらは、相手が誰なのか、まだわかりません。

 そのうち、相手は、かぶっていた帽子を取りながら、「や~~、こんなにはげちゃって」とか、冗談を言い始めます。

 それでも、相手がだれかは、わたくしには、わかりませんでした。

 そこで、「どなたですか?」と尋ねると、「読売新聞です」とのこと。


 大きなビールのケースや、ほかにも何か大きな箱が二つありましたが、これらは、新聞を売り込むためのものだったのです。

 お中元の季節だったので、てっきりどなたかが、ごあいさつにみえたのかと思い、気を使ったのですが、読売新聞と聞いて、いきなり頭に血が上りました。


 この読売新聞とは、以前ものすごく大喧嘩をしました。

 年老いた養父母がまだこの家に二人だけで住んでいた時、養父は、この読売新聞の押し売りを断りきれなくて、困っていました。それを聞いたわたくしは、読売新聞の地元の販売店から、名古屋の中部本社まで、すべてに、その強引な販売手法を改めるように、文句を言っていきました。ところが、名古屋の中部本社でさえ、玄関わきの受付の立ち話で、おしまい。おまけに、彼らには、何の非もないとのことでした。


 新聞は、インテリが作って、やくざが売るのだそうですが、この読売新聞の販売員は、まさにやくざです。

 特に弱い立場の年寄りをいじめたり、利用する輩は、許せません。


 この、ビールケースを担いできたおっさんにも、早々に、それらを持って帰ってもらいました。


 読売新聞は、死んでも読みません!!!!