みなさんは、カトリックに対してどんなイメージをお持ちですか?
現代のカトリックは
学校法人や医療法人を経営していたり
慈善事業に関わっていたりするため、
比較的、真面目なイメージかも知れません。
あっ、どうも僕です、フランシスコです。
ところが、カトリックが初めから、
このように真面目な集団であったかと言うと、
決してそうではありません。
前回の記事でも申し上げたとおり、
ほんの数世紀前までのカトリックは、
宣教の名の下に大量虐殺を行う、
某テロリスト集団顔負けの極悪集団でした。
もし悪質さを定量化できるとしたら、
カトリックは世界史上、断トツ1位の悪質さでしょう。
さて、そんな極悪集団であったカトリックは、
時代の変遷と共に、徐々に更生しながら、
現代の姿になったわけですが、
どのように更生したのかと言うと、
世界各国の司祭たちが集まり、
カトリック教会としての指針を決定する、
「公会議」を繰り返しながら、
更生してきました。
ちなみに、約2000年の歴史の中で、
公会議は21回行われてきましたが、
その中でも特に画期的とされるのは、
21回目にして最新の、
「第二バチカン公会議」です。
第二バチカン公会議が、
元来の公会議と区別される点とは、
元来の公会議が、
「教会は如何にして、世界を支配するか」
の指針であったのに対し、
「教会は如何にして、世界に仕えるか」
を主軸とした点です。
また、宗教や宗派の違う相手に対して
排他的であったカトリック教会が、
他宗派や他宗教を尊重することを
宣言したことも、第二バチカン公会議の
大きな特徴です。
ちなみに、第二バチカン公会議が
完成したのは、1965年。
いまから約半世紀前のことですが、
現代でもカトリックの信徒に対して、
まるで憲法のように、
強い影響力を持っています。
第二バチカン公会議については、
こちらの記事も参照してね。
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