急に倒産やM&Aによる売却の話題が増えてきたい。
コロナ関連融資に伴う資金繰り負担の影響も大きいとは思うけど、最大の原因はM&A仲介業者の多さが影響していると僕は思っています。
彼らは何の思いもなく不動産仲介業者の様に会社売却の仲介をします。
どうなっても関係ない。手数料が入ればそれで良い。
その誘惑に中小企業経営者が惑わされているのではないでしょうか?
買収後はその会社の歴史も社風、社員気質も全く理解していない人間が親会社から降りてきて好き勝手をやります。
買収後の企業グループの融和をPMIと言うのですが、日本にPMIの専門家って皆無です。
ターンアラウンドマネージャーとも言いますけど、会社を再建するには哲学が必要です。
その様なひとが存在しない状態でのPMIは本当に悲惨です。
資本主義の宿命ではありますが、会社は株主だけのものではなく従業員のものでもあります。
オーナーが第三者に売るよりもオーナー以外の社員が買収する方が良いように僕は思っています。
その為の資金提供サービスの充実を目指した方が良い。
政策金融公庫などがその担い手だと僕は思います。
PMIが上手くいった会社ってあまり聞いたことがありません。