ごち20④ | 今日もまったり☆だらり♪

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別にどうでもいいような、franの気ままMEMO

『私の大豆な男の子』

このご時世に、少なくとも姉や兄は
自分のやりたいことをやってるように見えてた末っ子かっちゃん。
「わしも…」と考えてしまうのはおかしいことではない。

海軍の主計課にはコックがいるし、明治の初めからフルコースを
作っていたという日本の洋食の草分け的存在。
コック志望やった次男坊、
このご時世に東京のおじいちゃんとこでの修行は無理。
それならば!と一気にその気になる。

「親の同意がいるねんて。 書いて」

って、なんて無邪気に…ムムム
そう言われて「はいはい」って書けるかいな!

「あほなんか…

 ほんまもんのあほなんか!あんたはっ!」

たぶん19歳になったらイヤでも検査受けて、
行く準備を始めなあかん。(諸岡くん、19歳やったし)
せやのに、なんで今16の息子を差し出さなあかんの?
かわいい息子をホイホイ出す親がどこにおるんよ。
ギリギリまで待ったら戦争も終わるかもしれんやん。
そう考えるめ以子ママは極々普通やと思います。


それでもかっちゃんはあれやこれや言うて説得を試みるも
ママは動じず。

 

パパは苦虫噛み潰したような顔してます。


そんな時、かっちゃんが働く軍需工場で事故があって
小学校でのお友達が亡くなった。

好きなこともロクにできないまま事故や空襲で死ぬくらいなら、
「せめて好きなことやって死ぬ方がええ。
  このままやったら、なんのために生まれてきたのかわからん…」
そう言う息子に

「あんたは、お母ちゃんを人殺しにするつもりか」
まだまだ納得できないめ以子ママ。

けど、悠太郎さんは息子の思う通りにさせてやりたいと思ってる。
最悪のパターンを色々と想定した上で、
父親として息子にしてやれること、
それが志願したいという息子の背中を押すことであっても…。
め以子ちゃんもきっと、そんな夫の気持ちがわからんことないと
思うけどやっぱり…、ね。
志願したところで結局はイヤな仕事に就かされるかもしれん。
それならこのままでいいじゃないか、もしかしたら明日にでも
戦争は終わるかもしれんやないか。
どうしてもそっちを考えてしまう。

「あなたは納得せんといてください。活男を行かせるのは僕です」

「ばかにせんとってください。
  私は別に、責任逃れしたいわけやないですから」


ふ久ちゃんの時もそうやったけど、大事な大事な子供たちです。
父として、母として、思うことは同じ。子供のためを思ってのこと。
それぞれができるだけ後悔のないように…。



「改心させるぅ?」

かっちゃんの海軍志願は料理がしたいがためのことやと
思ってるめ以子ママは、それならば家にいても料理が楽しいと
思わせてやろうじゃないか!作戦を企てる。
ふ久ちゃんの内祝いをべったり手伝わせて
"め以子ママ的おウチ料理の楽しみ方"を指南しようという魂胆。

「今日のおむすびの具はかっちゃん作ですから

 珠玉の感想を考えながら、食べてください!」

なんとも強引な…苦笑
「ほな、行ってらっしゃい」

悠太郎パパ、今ひとつ賛同できない雰囲気アリアリ…。



西門家のお祝い料理(め以子ちゃんたちの祝言時のん!)を
今は揃えることはできんやろけど、大根で作った杉玉を
かっちゃんが覚えてて興味を持っていることに

小さな喜びを感じるめ以子ママ。
かっちゃんもやる気になって、ますますめ以子ママの思うツボ?


内祝いの日。
たいちゃんはそうそう帰って来れへんので欠席ですが…。
ふ久ちゃんが諸岡くんを連れて戻ってきた。

「おめでとうございます」
お父さんの発声でお祝いの食事、スタート!
鯛はもう無理やったけど、フグならまだ自由販売ということで
銀次さんが用意してくれた。

ふ久ちゃんのお祝いやもんね。フグです、ふぐ、、、ふ久まるちゃん風

杉玉を作ったのはかっちゃんでして…。
大根の代わりに大豆を使って、お豆腐で作りました。
「かっちゃんにお礼言うたって。かっちゃんが作ったんよ」
ついでにお母ちゃんの"かっちゃん推し"も始まる苦笑

他にもかっちゃん創作料理もあって…
「行く前に…こんな旨いもん、食べられるなんて…。
  有難うて、有難うて…汗」 涙もろい諸岡くん、本領発揮。

かっちゃんもちょいとヤバい? 嬉しくて泣きそう?


で、ちょっと余談ぽいが、ふ久ちゃんがお母ちゃんのために
『火なしコンロ 改良版』を作ってくれていた。
余熱でもきちんと調理できるはず、とふ久博士はおっしゃってます。
しかも、工場経営しているという諸岡くんのお父さんにも
手伝ってもらったという。

向こうの親御さんともうまいことやってるようで、
め以子ママも嬉しそう。

ま、それはそれとして…
ふ久ちゃんにもかっちゃんの状況を報告。
「料理がしたいから兵隊になるて…。  ふ久はどう思う?」

「お母ちゃんの息子やなぁ…って、思う」




改めて活男の気持ちを確認するめ以子ママ。
船に乗らなくても料理はできる。
「毎日は無理やけど、ここでお母ちゃんと一緒に料理して、
  みんなの"ごちそうさん"聞いて…。 それではあかん?」

「あかんか…?」