フランスに帰省 | 沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

フランスで6年、東京で4年過ごしたのち、2020年8月に私の故郷(夫と出会った場所)沖縄に来ました。
2011年生まれの息子、2013年生まれの娘がいます。
2020年8月より、沖縄在住。
公立小+おうちフランス語で日仏バイリンガル育成中。

数日前からフランスに来ています。

 

 

 

夫と子供たちは、

私より一週間早く来ているので、

顔を合わせるなり、

 

「ママ、やっと来た~!!!(^▽^)」

 

と二人同時に左右からダイブで

もみくちゃ、

大歓迎を受けての到着となりました。

 

 

 

夫も心なしか、いつもより数段優しく(笑)。

 

 

 

毎日スカイプで話していたし、

離れていたのは1週間なんですが、

数年ぶりの再会、くらいの勢いで、

夫も子供たちも歓迎してくれて。

 

飛行機も独り身ですごく楽チンだったのに、

加えてこの待遇。

なんだか二重に得した気分でした◎。

 

 

 

義実家では、

「なんてことのない日常」を過ごしています。

 

 

朝ゆっくり起きて、

ぺちゃくちゃおしゃべりしながら、

のんびり朝ご飯を食べる。

 

 

 

朝からオレンジジュース生絞り、

なんてしてみたり。

 

 

朝ご飯の後は、

子供たちにワークブックをさせたり、

少しお庭で遊んだりしながら

午前中を過ごす。

 

 

 

昼になったらみんなでお庭ランチ。

 

(夏はお外ゴハンが定番)

 

前菜、メイン、デザート、おしゃべり、

という流れで、

1時間半くらいで終わるランチ。

 

 

 

その後は各人、お昼寝したり、

読書したり。

 

 

子供たちは庭をうろちょろして、

気ままに過ごす。

 

 

昼下がりになると、

子供達はおばあちゃんと

お菓子作りや工作などで遊び、

私、夫は好きなようにぶらぶら。

 

 

 

暑さのピークが過ぎる17時半頃からは、

プールにドボン。

 

 

 

ひとしきりプールで遊び、飽きたら

水着のままその辺でゴロゴロしたり、

昆虫観察したり、

バドミントンをしたり。

(プール後水遊びをたしなむ娘にバドミントン中の息子)

 

 

 

遊びの合間に、

「今日の卵」を採取に行ったり。

(二匹の鶏が、毎日卵を産んでくれます)

 

 

 

トラクターを運転してみたり。

 

そうこうしていると夕食の時間になり、

夕食を食べ終わる頃には夜9時前。

(昨日の夕食は、南仏育ちのゴーヤーで、ゴーヤーチャンプルー)

 

歯磨きをして、本の読み聞かせをし、

子供達は就寝。

 

大人は、もう数時間起きるもよし、

一緒に寝るもよし。

 

 

 

毎日その繰り返し。

 

 

離れた場所に住む親戚に

会いに行ったりする時、

いとこたちが遊びに来た時には

もう少しせっせと活動したりもしますが、

特に何もなければ、

こういう感じでひたすら

「特別なことなく」過ごします。

 

 

 

思えば昔は、

こんな「何もしないスタイルの休暇」が

落ち着かなくて嫌だったもの。

 

 

 

夫と出会った当初、

初めてフランス風の「バカンス」を

経験した時には、

この「むだ」に満ちた一日の過ごし方が

ストレスでたまらず、

 

「今日はどこに行くのか?

何をするのか?」

 

と朝から夫を質問攻めにしては、

プレッシャーを与えていました(笑)。

 

 

 

もっとも、私にとっては

プレッシャーを与えているつもりは

まったくなく、

ただ時間を有意義に使いたかっただけ

なのですが。

 

 

 

10年経てば、

「何もしない田舎でのバカンス」も

すっかり体に馴染んだものになり、

「人は変わるものだなぁ、、、」と

我ながら、しみじみ。

 

 

 

で、いざこのフランス流の

休みの過ごし方に慣れてみると、

それなりに利点も見えてきます。

 

 

 

今の東京での普段の生活も

気に入っているのですが、

こうして田舎で休暇を過ごしていると、

 

自然以外何もない場所で

家族で過ごす時間て、

すごく大切だなぁ、、、

 

と実感します。

 

 

 

近くに住むお友達もいなく、

手近なところにショッピングセンターなど、

アミューズメントらしきものは一切ないので、

家族で過ごす時間が

いつもの倍以上になります。

 

 

 

自分自身の子供時代を振り返り、

小学生くらいの年齢になってから、

家族で一定期間、

こんなに密に過ごした時間て、

あるだろうか?

 

 

と思い返すのですが、

2年に一度の家族旅行を除いては、

家族で一定期間、

ずっと一緒に時間を過ごす、

という事はあまりなかったように

思います。

 

 

 

フランス人の家族を見ていると、

子供が年頃になっても

家族が和気あいあいとして仲良く、

気難しそうな年頃の子でも、

親と一緒に出歩いたりしているのが

当たり前にみられるので、

 

憧れの気持ちを持ちつつ、

 

どうすればそんな家族関係を

作れるのだろう、、、、

 

と思っていたものですが、

 

 

その秘訣は、こうした

家族でゆっくりする時間を大切にする

「バカンス文化」にあるのかもなぁ、、、

 

と思う今日この頃です。

 

 

 

8月末まであと2週間半ほど、

東京とはスピード感が200%違う

この牧歌的な環境で、

家族との時間を愛でながら、

心身を緩め、全身デトックス。

自分の中の軸を調整、

とする時間にしたいと思います。