私のフランス語学習遍歴(4) | 沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

フランスで6年、東京で4年過ごしたのち、2020年8月に私の故郷(夫と出会った場所)沖縄に来ました。
2011年生まれの息子、2013年生まれの娘がいます。
2020年8月より、沖縄在住。
公立小+おうちフランス語で日仏バイリンガル育成中。

独学で細々とフランス語を勉強してきた私は、

2級に合格したところで伸び悩みます。

その後は色んな勉強方法を試みながら転々としてきました。


フランスに来てからは、

フランス社会に飛び込んで会話を自然に吸収しようと目論むも失敗。


その後語学学校に通ってみたものの、一ヶ月で断念。


そんなわけでまた、

気が向いた時に本を開くという「なんとなく勉強法」に戻ったのですが、

そんな時に見つけたのが虎と小鳥でした。




虎と小鳥のサンプルビデオをはじめて見た時、衝撃を受けました。



パリって、なんて素敵な街なんだ!!



それが第一印象でした。


プロフィール に詳細はありますが、

それまでの私は、フランス語が出来ない自分のダメさを思い知らされる

フランスでの生活がとても嫌いでした。


なので、パリの街の美しさに対しても、

目と心の両方を閉ざしていました。



これは本当に、私が毎日見ている街なの?


フランスに住んで1年を過ぎた頃でしたが、その時初めて、

自分が今暮らしているパリという街は、

たくさんの美しい顔を持っている街なのだということに気がつきました。



映像のプロであるアントワーヌというフランス人が撮る街は、

まるでショートフィルムのような美しさです。




まずはその映像の美しさに魅了された私ですが、

更に驚くべきはこの教材の特長です。



別の記事でも書いたことがありますが、

フランスに来た当初、分からないフランス語を聞き続ける

日々の中、私はストレスと劣等感でいっぱいでした。



聞き取り能力を上げるために、会話を復習したい。

そう思うものの、方法がない。



ICレコーダーでも持ち歩いて会話を録音し、

後で聞きなおして辞書で調べる

くらいすれば、勉強することも可能なのかな。。。



そんなことをぼんやりと思ったものですが、

それを具現化した教材を見つけました。

「虎と小鳥のフランス日記」というものでした。




※「虎小鳥のフランス日記」は2014年11月に

リニューアルし、現在は「TIPAのフランス日記

というタイトルで運営されています。


解説講師が変わり、ビデオを製作をしている

カミーユとアントワーヌが自ら運営を行っています。



【虎と小鳥のフランス日記の特長】


・ 街のフランス人が普通の早さ・話し方で話したフランス語である。


・ そのフランス語が字幕で書き起こされている。


・ 文法的な事に関する解説授業が付いている。




まさに私が思い描いていたものでした。


普段フランス人の中に居て、理解できない会話を聞きながら

「一体全体どんな話をしているの?」とモヤモヤしていた状況を、

フランス語字幕や解説でクリアにしてくれるのがこの教材です。



分からない→分かるの変化がこんな風に起こります。



まずビデオを見て、フランス人がババーッっと話しているフランス語を聞いて、「はて?」と思う。



「なんて言ってるの?」と気になりつつ、何回か聞いた後で、書き起こしされたスクリプトを見る。


あー、なるほど!


この単語って、こう聞こえるのね!


へぇ~、この単語とこの単語が繋がると、こう聞こえるのね!


などと、色んななぞが解けてスッキリ。



スクリプトを見ても分からない、そもそも知らなかった単語、文法事項を調べる。


あ~なるほど~。


キーワードになる単語の意味が分からなかったから、

理解できなかったんだ。


この構文を知らなかったから、意味が取れなったんだ。



など、どのレベルで自分がつまずいていたのか

まで解明できます。



ひとつのエピソードの音声素材は5分前後ですが、

ここから、音、単語、文法、色んな面での学びが

本当にたくさん得られます。



どんどん流れていくフランス人の会話を聞くも、

ほとんど理解できない。


それを繰り返すだけでは、そのうち

自分はダメな人間なのだという劣等感ばかりが強くなります。



流れている会話を聞いているだけでは、

自分に何が足りていないから聞けないのか。

そんな事を分析することは、できません。



でも、スクリプトや解説があると、

自分がどこでつまずいていて、

なにが出来ていないから理解が出来ていないのか



そこが見えるようになります。



やみくもにフランス語を聞くも理解できず、

落ち込むばかりだった。


そんなサイクルから抜け出し、

自分の弱点克服に必要なことが把握でき、

足りないものを埋めていくことを可能とする教材




この教材を見つけて以来、これをフランス語

学習の軸として、独学を続けています。



というわけで、

長く続いた「私のフランス語学習遍歴」シリーズの記事は

これで終わりです。



ありがとうございました!(^^)



応援ありがとうございます☆


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