シャルル・ド・ゴール空港近くのホテルに泊まり、そこからパリ市内へ移動する時のことです。
行先は友人との待ち合わせ場所、レピュブリック広場にあるアビタhabitat 前。
どうやって行くか色々なパターンを考えていました。
ホテルから送迎車(5€)に乗って空港へ戻り、
①空港からタクシーに乗る
②空港からロワシーバスに乗り、オペラで市内バスに乗り換える
③空港からRERでPort royale へ、市内バスに乗り換える
注)北駅付近は避けたいし、サンミッシェルはエレベーターがあるかわからない。ポールロワイヤルはエレベーターがあると誰かが書いておられたけれど確認したわけではない🤔
スーツケースとリュックがあるから①かな
しかし、チェックアウトした時、送迎車は出たばかり。
昨夜長い間送迎車を待ったことを思い出すと、急に空港に戻るのが面倒に思えてしまいました。
例えば空港からパリ市内右岸へのタクシーは固定料金で５５€
ホテルからだと多少高くなるだろうと思ったので、フロントに聞いてみました。
すると、70€くらい、との返事。
送迎車と空港からのタクシーなら60€、10€位の差ならホテルから乗っちゃおうか・・・
結果からすると、これは失敗でした。
今度からはしません。
ホテルのフロントにタクシーを呼んでもらいました。
値段を確認してもらい→だいたい70€～75€
支払いはクレジットカード払いですか？と聞かれたので「はいそうです」
しばらくするとタクシーが来ました。
朗らかな男性で、アルジェリアからの移民2世。
2人の子供の写真を車の中に置いていました。
乗ってすぐ料金を確認すると、70€から・・とのこと。
空港からではないので料金は固定ではありませんから、もしかすると、もう少し取られるかもしれません
高速道路は多少混んではいましたが流れていました。
途中で高速を降りて走り、サンドニのスタッド・ド・フランス（サッカーやコンサートをする競技場、オリンピックのメイン会場）の近くを通りました。
よく考えたら私は空港から右岸を目指したのは初めてなので、高速道路を途中で降りたのか、それが普通のルートなのかわかりませんでした。
運転途中、お客さんから何度か直接の依頼電話が入り、同僚に連絡して代わりに行ってもらったり・・・わりあい顧客のいる運転手なのかなと思いましたが・・・
そして、いつ帰るのかを何度も聞くなと思ったら、空港へ行く時の予約をしないかと言ってきます。
帰りはタクシーを使うかどうかもわからないし3週間も先の話で、「今は予定が決まっていないので」とやんわり断りました。
パリに入ってからは少し渋滞していました。
目的地はもう近いのですが、ベルヴィルの辺りからなかなか進みません。
やっと、レピュブリック広場まで来ましたが、画面の地図を見ているのにHabitatの場所がわからないのか、広場の反対側へ来たようです。
そして、広場の向こう側にある店を指さし、「あそこだよ」と言います。
当然、建物の前まで行ってくれると思ったのに、広場の反対側で降ろすつもりです。
おまけに、「渋滞していたから80€だ」と・・やはり渋滞料を10ユーロも取られてしまいました。ま、これは仕方ない（ちょっと反省）
そして、カードで支払うと言うと、現金しかダメだと言うのです。
ホテルのフロントが支払い方法を確かめたはずだと言っても、知らないと耳を貸しません。
現金は足りないと言うと、「あそこにATMがあるからお金をおろしてきて」と言う始末。
どうやら、ATMがあるから広場の反対側へ停めたみたいです😠
抗議してみましたが、ダメです。
あまり逆らうのも怖いので、仕方なく(実際は持っていたので)現金で80€を払い、広いレピュブリック広場の反対側で降りました。
帰りの予約をしないのが気に入らなかったのか、はじめから現金払いを要求するつもりだったのか、よくわかりませんが、初めてハズレのタクシーに乗りました。
しかも、ホテルで呼んでもらったのに。
乗ってから料金も確認もしたし、フランス語で雑談もしたのに。
やはり、空港から乗った方がよかったのかな、と後悔しました。
しかし、後日、空港の正規のタクシー乗場から乗ってきた友人も、固定料金以上に10ユーロ程度請求されたそうです。
空港からの場合は、渋滞で料金を上乗せすることはないはずなのに・・・
でも空港からは固定料金が決まっているので、最初にちゃんと確認すれば追加料金を請求されることになる確率は少ないと思います。
そんなこんなで、やはり「タクシーには当たり外れがある」という噂は本当のようです。
帰国の際は、市内バスとロワシーバスを乗り継いで空港へ行きましたが、特に不具合はありませんでした。
今後は、空港からパリへはなるべくロワシーバスを利用するように、タクシーに乗る時は面倒でも空港から乗ろうと思いました。
3週間の旅で唯一の大きな失敗でした。