フランス発祥の歴史あるケーキのひとつにミルフィーユがあります。
なんと1800年代から作られているお菓子です。

私も大好きなのですが、大阪にあまたあるケーキ店でも置いているお店は少ないです。
何故か?

作り置きが向かないケーキだからかなと思います。

ミルフィーユは、パイ生地3枚を重ね、間にカスタードクリームをはさんだもの。
何層にもなっているパイ生地はサクサク、パリパリです。
パイのサクサク食感としっとりクリームが美味しいのですが、パイとクリームを重ねてから時間が経つと、クリームの湿気がパイ生地に染み込んでゆき、サクサク食感がなくなってしまうのです。
注文を受けてから作るお店もあるほどです。
だから、店内ですぐに食べるなら問題ないのですが、持ち帰りにくさがあります。
サクサク食感を楽しみたいケーキですからね。

フランスでは、パン屋でも置いているポピュラーなお菓子です。
しかし、やはり並べて売っているお店ではパリパリサクサクの物は少ないです。
また、1番上に、粉砂糖や砂糖のフォンダンをかけたものもあります。
砂糖のフォンダンがかかったものは、日本人では甘過ぎると感じる人が多いかと思います。


どこにでもあるお菓子の割には、お店によって美味しいかどうかに差が出やすいものだと思います。

また、ナポレオンと名付けてあるお店もありますね。
私は、苺が乗ったミルフィーユをナポレオンと呼ぶと思っていました。


改めて検索してみたら、日本ではそうなのですが、国によってはミルフィーユそのものをナポレオンと呼ぶ国もあるそうです。

日本のナポレオンを名付けたお店は、ナポレオン・ボナパルトの帽子の形に似ているからだったそうですが、今は形もさまざま。
ナポレオンの好物だったという説もあるそうですが、これは違うみたいです。
ナポレオン・ボナパルトの時代には、ミルフィーユはギリギリまだなかったみたいですから。

そして、ミルフィーユは mille feuille と書きます。
1000枚の葉、1000枚の薄いもの という意味で、ミル フイユ といった発音です。

日本のように、ミルフィーユ と発音すると、mille filles = 1000人の女の子(若い女性)という意味になってしまいますのでご注意下さい!キョロキョロ
「女の子1000人ください」なんて言ったら、変態と思われ睨まれるかも爆笑爆笑爆笑