パリのメトロ、バスの切符の話題をもう一つ。

回数券を使っていると、未使用の切符なのに、メトロの入口の改札機に拒否されることが何度もありました。

おかしいなあ、未使用なのに何故?🤔
別の切符を入れてみたけど、やっぱりダメ。
そんな人が他にも数人いました。
改札機の故障?

いえいえ、この場合、切符の方に問題があります。

切符の磁気がダメになっているのです。

こういう時は、メトロの有人の切符売場やサービスカウンターに行きましょう。


私が「何故かわからないけど切符が使えないんです」と言って、その切符を窓口の人に渡したら、機械に通して調べ、磁気がダメになっていると言われました。
そういうことは多いらしくて、使えなくなった切符を新しい切符と交換する手続きは決められているようです。
使えなくなった切符をノートに貼って、新しい切符をくれました。
そして、他にも持ってる?と尋ねられたので、回数券の残りを数枚渡したら、全てダメでした。

最近、多くの人が、かばんにスマートフォンを入れているせいで、こういうことが増えたようです。
「スマートフォンの近くに入れないで」と言われました。

スマートフォンだけじゃなく、ポケットWi-Fiも要注意ですよ。

バスでは、切符の交換ができないらしく、乗り換えしないと言ったら、切符を二つにちぎられました!

そんなことが理由ではないでしょうが、パリのメトロ、バスの紙の乗車券はなくなる方向です。
タッチ式IC乗車券に変わるそうです。
今は、1週間定期からしか使えないナヴィゴに、色々な種類の乗車券がチャージできるようになるのかな?
何でも決まれば実行が早いフランスなので、数年後には完全に移行しているでしょうね。

追記2024年
紙の回数券カルネの販売は終了しました。
回数券を買いたい場合は、Navigo easyとタッチ式のカードを買い、チャージする回数券のみになります。
日本のSuicaやICOCAのような金額引き落としではなく、回数券を1枚ずつ使用する形です。
一回券は紙のチケットもあります。
券売機で買うと2.15€
バスで買うと2.5€(乗換不可)

なお、これまでに購入して手元に残っている紙の回数券は今も使えます。