カルカッソンヌフェスティバルのPatrick BRUEL(パトリック・ブリュエル)コンサートは興奮のうちに終わりました。

時計を見ると、やはり・・・

 

12時過ぎてます・・・ガーン

 

人々がぞろぞろと会場から出ていくので、その波に乗って歩きます。

駐車場で、ひとり、またひとり、ふたりと、みんなマイカーの方へ行き、少しずつ歩きやすくなっていきます。

それでも、脇道15分を歩き、一般道へ出るまでは、たくさんの人が歩いていました。

みんな、何処へ帰るんだろう~~?

 

正直なところ、何時に終わるかわからなかったので、帰りのタクシーを時間で予約することはできませんでしたが、もちろん、来る時のタクシーの運転手に帰りのことを話し、タクシー会社の連絡先はもらってありました。  

 

 

 

で、終わったらまずかけてみました携帯・・・出ません。

しばらく歩いてまたかけましたが・・・出ません。

カードには24時間って書いてあるのに・・・

 

一般道へ出た交差点には、交通整理の警察官が何人かいました。

「ここを離れないでおこうっと!」

何度か電話しましたが、ダメ。

人々を見ると、なんと!一般道に駐車しているマイカーに乗り込む人がほとんど!

 

どうしよう~~~

 

電話には出てくれる気配がありません。

 

ここは決断の時です!

もう歩くしかないか・・・

 

警察官に、「シテまで歩いたらどのくらいかかりますか?」と聞いてみました。

「30分くらいだよ。この道をずっと真っすぐ行けばいいよ」

 

よし!歩こう!周りに人がいる間に・・・

 

しばらく行くと本道は右へカーブしています。

真っすぐてどっち?通り沿い?それとも細くなるけど真っすぐの方?

 

この頃には、人通りもまばらですガーン

躊躇している場合ではありません。

後ろから歩いてきた、つまり同じコンサート帰りらしいカップルに聞きました。

「シテはどちらの方かわかりますか?」

 

最近は、地図アプリがあるので、男性が調べてくれました。なかなかわかりにくそうですが、

細い道の方を指さし「こっちの方だね。僕らも同じ方向だから一緒に歩きましょうか?」

 

あ~~ありがたい!助かった!嬉しい~

 

そして、ふたりと一緒に、「どこから来たの?」とか「コンサート楽しかったね」とか話しながら歩きました。

1人じゃなくなると心強い!

彼らは、別の街からバカンスでカルカッソンヌに来て、アパルトマンを借りて数日滞在しているとのことでした。彼らの泊まっているアパルトマンはシテが見える場所だったのです。

別れ際には、もうシテの明かりが見えていました。

 

 

「ほんとに助かりました。ありがとう」

 

フランスでコンサートに行くと、いつも帰りが冷や冷やです笑い泣き

 

何事もなくてよかった・・・です。