古代ローマ時代に作られた城塞都市カルカソンヌのラ・シテ(城壁とその内側)は、1997年、ユネスコの世界遺産に指定されました。

フランスの世界遺産の中で、日本人にはパリから近いモンサンミッシェルの方が人気がありますが、フランスでは「カルカソンヌを見ずして死ぬな」という言葉があるほどの人気観光地です。

 

2重の城壁で難攻不落と言われた城でしたが、17世紀にスペインとの国境が西へ退くと、要塞としての役割は終わり衰退していきました。現在の城壁は19世紀に修復・復元されたものです。

 

 

カルカッソンヌは、パリからナルボンヌ行き特急で7時間半とガイドブックに載っていますが、パリから電車で行くのは正直遠いです。

私はモンペリエからの移動で1時間半程度でした。トゥールーズからは45分くらいです。

南フランスに行く旅なら、目的地のひとつに入れてほしい場所です。

 

 

 

昼頃、駅に着きました。

 

 

駅はVille basse(下町)いわゆる普通に人が住む側にあり、川を挟んだ向こう側にLa cité(シテ)があります。

 
ツアーの周遊旅行の方々を見かけましたが、この地で泊まる予定はなさそうでした。

やはり生粋の観光地ですから、ホテル代金は多少高めです(もちろんパリほどではありません)
でも、夜のライトアップも美しいし、幻想的な中世の街並みの夜の散歩はとても雰囲気がありますので、宿泊しないともったいないと思います。
 
そして、この街で、シテ外の下町かシテの城壁内かどちらに泊まるのがいいか・・・という問題は、モンサンミッシェルの島内か島外かと同様に、訪れる人みんなが悩むところです。

 

私は、城壁内に泊まることにしました。

 

続く・・・