最近、駅ピアノというテレビ番組をよく見ます。

世界の色々な街の駅に置いてあるピアノを通りがかりの人が弾く。

その人にインタビューする番組です。

弾く人も回りで聞く人も、日本と外国ではちょっと様子が違います。

それより気になったのは置いてある場所です。

外国では常に人通りの多い場所、人が集まる場所に置かれているように思います。

先日、神戸の駅ピアノだった時は、邪魔にならない隅の方、人通りのない場所に置かれていました。

日本がどこでもそうなのかはわかりませんが、ちょっと悲しい光景でした。


フランスの街が映っていた回もあったのかなあ、私は見ていません。

しかし、いつのころからか、フランス国鉄「SNCF」の色々な駅にもピアノが置いてあります。

 

そこには

「どうぞご自由に弾いて下さい A vous de jouer!」

と書いてあります。


 

 

フランスでは、2012年にSNCF(フランス国鉄)が、パリモンパルナス駅に設置したのが最初です。

大評判になったため、だんだん増やし、今では主要な約100の駅に設置されているということです。

確かに立ち寄ったほとんどの駅にありました。

 

そして、子供から大人まで、上手い人から鍵盤を触ってみているだけの人まで、さまざまな人を見かけました。

このピアノでの演奏はYouTubeでもたくさんアップされています。


「通勤時間や通学時にピアノの音色でホッとしてもらいたい。」という思いからということですが、粋ですね。

 
 
特にいたずらや落書きをされたりという光景は目にしたことがありません。
楽器は人の心を優しくするのかな。
 
ピアノの隣には、この駅ピアノに対するアンケートボタンもあります。

駅での音楽、いいと思いますか?または、このサービスをよりよくするための意見があったら送って下さい・・・
 
 

 

そしてこのピアノがYAMAHA製なのが日本人としては嬉しく、ちょっと誇らしいな。