Ma vie en france

Ma vie en france

フランスでの生活を徒然なるままに書いていきます

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今まで書いてた、書こうとしてたブログはアプリに保存しました。
いつか更新します。

ずっと更新してなかったけど、喪に服す3日目に書こうと思いました。

パリでテロがあった時、私は地下鉄に乗って家に帰っていました。
Odéon の劇場で芝居を観た帰りでした。
その芝居はたまたま短くて1時間少しの尺で終わったので3時間を予想していた私にとっては驚きでした。

WIFIがないと何もしれないので、何も知らずに帰っていましたが
家に帰ったら留学生のLINEやFBのグループがすごく動いててなんだ?って見たらSt. Denis の試合会場で爆発があったとのこと。
もしかしたらこの後も何か起きるかもしれないから、絶対家から出ないのをお勧めするってまだ言ってるくらいでした。
(絶対出ないでっていうところじゃないのが、まだ起こったばかりだということ。)
-Pour ceux qui vont à Paris, il a des fusillades à Paris, faites attention

そして、5分10分するうちにだんだんいろんなことが進行形で起こっていきました。
人質がおきて
-TOUS LE BATACLAN EST PRIS EN OTAGE !!!!

死者の数が
18→35 とだんだん増えていって怖かった。

ひたすら友達の安否を確認するために電話とメッセージをしまくってました。
金曜日の夜なんて、みんな出歩いて友達とsoirée に行くしその後はクラブとかイベントにみんなで行くのは普通なこと
そんな中で起こっていることに全くついていけませんでした。
(頭が混乱すると、真っ白になるって本当。)

私の部屋にはテレビがないので、europe1というラジオとサイトを見てLIVE情報を追うしかありませんでした。
どんどん時間ごとに増えてく被害者の数。

FBのグループで、友達の友達が足を撃たれたって聞いて本当に戦慄しました。

全てのグループで今何が起きてるかが話されていて
en ce moment という言葉の怖さは果てしなかったです。
-il y a maintenant des fusillade à Les Halles

その後、ショックからか4:00まで寝れずずっとeurope1とFBの往復してました。
神経が研ぎ澄まされてと思う。

次の日は怖かったのでお家から出れず、次の日にもともとご飯食べに行く予定もでも危なくない?ってキャンセルしようとしたらフランス人の子が心配して電話くれた。

その子には
人と話して楽しいことをしないとずっと怖いことで支配されて動けなくなるよって、皆は悲しんでるけど、怖がっちゃいけなくて自分達が生きて活気を取り戻さないといけないのって言われました。

フランス人強いなーって心底思った。
(人によると思うけど)

これは戦争だと思います。テロと戦うんじゃなくて、全ての殺人と戦わなくちゃいけないと思う。武力ではない方法で。

戦いは戦いしか生まないし、憎しみは憎しみしか生みません。
今日は大学でsilenceの時間があって、そこに集まり皆で黙祷したのだけど、
大学できっと亡くなられた方の親族だったり友達だったりが号泣していました。立てなくなっていた方々もいた。
きっと、当事者じゃないから他の国でもなんとかって言えるんだろうなって思う。第三者の視点で。
きっと自分の親族が殺されたら、自分が死んでもいいから復讐したりするんだと思う。親が子を守るように。理論的にはわかっていても感情が伴わないこともわかる。

でも、だからと言って逆襲のようにフランス人がカレーの難民キャンプを襲っていいわけではないし、シリアに空爆していいわけでもない。

戦争があるのはどちらも自分の大切なものを守るためだと思うけど、発端は"守らなきゃいけない状態"に陥るから。もしくは"憎しみの状態"に陥るから。お互いがお互いの言い分があって、それを中心人物達が相互不和のために武力を行使する。
なぜ、武力を使って相手を排除しなくてはいけないのだろうか。恐怖で脅さなきゃいけないのだろうか。人間は何度同じ歴史を繰り返して、恐怖で人を支配して殺すのだろうか。

戦争という名の大量殺人について、真剣に考えなければならない時が来ました。

私はキリスト教の学校にずっと通っていて、でも日本人の性分なのか"神"という概念は理解できるけど信じることもできるけど、でもなにより個人が生きることが大切と思う性分で。
(だって結局のところ聖書の神だってもともとは迫害されていた人々が自分達が精神的に助けられるために作った想像であって、いるとしても神は攻撃するための理由になることを望んでないと思うんだ。むしろ厭うのではないか。)
なぜ今を生きている人ではなく、想像かもしれないもしくは過去の話に基づいて争うのか。わからない。
大切なのは今を生きる人々が、人生を全うすることじゃないのか。

あとFBの写真変えることについて"日本で"特に論争が起きてるけど、
知識がない政治に興味がなかった、私みたいな日本人が"知り、考える"機会ではあるのではないだろうか。
(これやると、情報が全部流れるとかいろいろ言われてるからやめましたが笑)

私は頭かなり弱いから何も知らなくて、こんなことしか考えられないけどきっと、結局は世界平和をみんな望んでるんだからなぜそれを意識的にしようとしないのかが謎で仕方ない。
誰か特定の人が多くを得るために戦争が起きているのだとしたら、なぜ皆気付かないのか。

何をもって、人を殺すことに(戦争)賛成できるのだろうか。全く私には信じられない。他の人がかわいそうだから、守るために殺す?代わりに殺す?なぜ怒ってる殺しを止めようとしない?止める方法は他にもないの?やらないとやられる?どうしてその状況になるの?"やらないとやられる"という状況はどうしてなくならないの?お互いそれを思ってるから戦争が起きるんでしょ。心理戦。

こんな風に、土曜日はずっと考えてました。

prayforparisだけではなく
prayforeveryvictims

こんなにたくさん考えたのは久しぶりで完全に怒りだかなんだかわからない感情に陥ってました。

はあ。
とにかくフランスは皆がピリピリしていて日曜にoperaで誤警報鳴ったときとかもパニックと叫びが起きました。
そして悲しみと恐怖に包まれてます。
友達の留学生も危ないからってことで、何人かは帰国しました。

今日までで23人の容疑者が捕まっててしかもまたシリアに空爆したから、どう考えても復讐とか脅しはあるんだろうなと思います。

すごい時代に生きてるなと実感。
さて、何が起きようとレポートの期限は延びてくれないのでがんばりまーーーす!


Mei