1月6日、カトリックの国ではキリスト教公現祭(人間としてこの世に現れたキリストが神性を人々の前で表したことを記念する祭日)。
フランスは祝日ではありませんが、イタリアやスペインは祝日で、
クリスマスから2週間のこの日にプレゼントの交換をしたりするようです。
フランスでエピファニーと言えば、ガレット・デ・ロワ。
11月の終わり頃から街にクリスマスのデコレーションが飾られ始めるのと同じ位のタイミングで、
パン屋さんやケーキや屋さん、スーパーの店先で売られ始め、
ガレット・デ・ロワを見るとあ~もうすぐクリスマス!今年ももうすぐ終わりだな~という気分になる、
冬の風物詩でもあります。
ガレット・デ・ロワとは、ロワ(rois)=王様たちのガレットという意味なのですが、
ガレット・デ・ロワをワンホール買うと、必ず王冠が付いてきます。
実はこのガレット、中にフェーブ(そら豆)と呼ばれる陶器製の小さな人形が1つ入っていて、
ガレットを切り分けて食べる際、自分に配られたガレットにフェーブが入っていたら
その人が王様/王女様になれるというちょっとしたゲーム感覚で食べられるお菓子なのです
12月から1月は、家族や友達と食事をする際のデザートの定番です。
フランジパンというアーモンドクリームを上下パイで包んであり、
最近ではチョコレート味やフランボワーズ、りんご味など色々な味も登場しています。
個人的にはフランジパンが一番好きですが、12月から1月の間ほぼ毎週のように食べる機会があるので、
フランジパイに飽きた時は他の味も試すとちょっと味が変わってしばらく食べ続けることができるのです。
私は昨年末から今日まですでに5回食べ、
2回フェーブがあたりました
みな自分にフェーブがあたるまで何度も挑戦したくなるので、
1月6日のエピファニーが終わっても販売され続けているのかもしれませんね。
今年も良い年になりますように…。