小田さんを好きになったのはオフコースの時の「さよなら」だった
ラジオで聞いたのかテレビで聞いたのか記憶にないが、テレビにはほとんど出演しなかったので、ラジオで聞いたのかもしれない
というよりも、その頃英語の塾に通っていて、隣に古びた本屋があり、塾の時間まで、その本屋で立ち読みしていたり文房具を買っていたりしていた
その店の中では必ずラジオが店内でかかっていて、その当時のベストテンみたいな番組でベスト20位くらいまでの歌が「今日の〇位!」という風にヒット曲を流していた
ちょうど「さよなら」が流行っていたころは、「異邦人」や「大都会」などがヒットしていたので、「さよなら」を聞くとこの歌も一緒に思い出される
「さよなら」の次はどんな歌なんだろう?
その歌が「生まれ来る子供たちのために」だった
白地なにこのタイトルだけの真っ白なジャケットのレコード
そして初めてこの歌を聞いたときはちょっと驚いた
まるで、讃美歌のような歌だったから
まだ、この頃はオフコースや小田さんの事をあまり知らなかったから・・・
オフコースを知ってからテレビに出ることがなかったので、歌声を聞いていても話す声を聞いたことがなかったので、この歌の中で【生まれ来る子供たちのために何を語ろう】
という語りで初めて小田さんの話す声を聞いて、すごくうれしかった
この部分を聞くために、ラジオから流れてくる歌をボリュームを上げて聞いていた
そして、その次が「yes-no」
この歌が決定的にオフコースにのめり込んだ一番のきっかけだ
高校の学校祭があって、音楽喫茶みたいなことをやっている教室があり、
たまたま友人と入ったときにかかっていて(なんて良い歌なんだ!!)と感動しきりだった
お小遣いも少なかったので、アルバムを持っている友人に借りて、カセットにダビングしてずっと聞きまくっていた
それからずっとオフコースを追いかけることになる・・・