みなさんこんにちはチェシャ猫



本日の東京はとーっても


風が強いですオヨヨ



先程Rireの看板も倒れて


ご近所の方が


教えて下さいましたスマイル

ありがとうございますクロネコ




わんちゃんとお散歩にお出かけの際は


充分お気を付けくださいぺこりパンダぺこり



洗濯物も要注意ですねびっくり




さて。。。


もうすぐ卒業シーズンですね桜咲く


っというわけでRireは只今


こんなCDを流してます音符



Thinking of animals by Risa

卒業というと


寂しいイメージですが


新たな出発っと思うと


春も待ち遠しくなりますね♥akn♥




春は芽吹く季節・・・


病気も出やすい


季節でもありますので


体調には


十分にお気をつけくださいしょぼん




先日日本でマダニ媒介のウィルス

によりお一人の方が亡くなりました…


日本もどんどん温暖化が進み


今後様々な病気が蔓延する


と予想されます。




そこで今回は、


ワンニャンから診た


マダニ媒介疾患


について


お話したいと思います。

Thinking of animals by Risa





ちなみに・・・


右が吸血前、左が吸血後の


マダニですにやり


ワンちゃんに寄生したマダニは


一見イボのような


血豆のような感じですびっくり



日本のワンニャンに寄生するマダニ


約20種類が知られています。


種によって、体の大きさや体型、


生息環境は様々であり、


発育様式も様々です。





発育期の脱皮や産卵には


吸血が不可欠であり、


その際に寄生虫、ウィルスや


リケッチア(細菌に似たもの)、


細菌など様々な病原体の


重要なベクター(媒介者)と


なることがあります


Thinking of animals by Risa


ちょっとブレブレですみません7プヨプヨ



まず右下の卵からスタート誕生


このから



最適な湿度の下、



20~30日間で幼ダニが孵化して



動物に寄生します。


3~7日の吸血ののち、


地面に落下


次の発育期へ脱皮しますsao☆




次は若ダニダニ


3~7日間の吸血の後


またまた地面に落下フーン


そして脱皮をしますカワハギ




そして左上の成ダニへダニ


動物が通過する際に体熱や


CO2、振動などを感知して


すばやく動物に乗り移ります。


そして約1~2週間かけて吸血しますバーマン え!




血液をたらふく食べたダニが右上ですダニ


このダニが地上へ落下し


産卵を開始します。


このダニは約2~3週間で


2000~3000個の卵を産み落としますaya




そしてこのサイクルが繰り返されるのですめがね




Thinking of animals by Risa

上の写真のように


マダニは日本全国各地に分布していますふーん。



今回のウィルスで話題となっている


フタトゲチマダニ


こけは日本全土でみられます。



沖縄に多くみられるクリイロコイタマダニ。


こちらも以前は本州にはいなかったのですが


本州でも報告されており


今後増える可能性もあります。





マダニが媒介する主な疾患としては・・・




☆犬のバベシア症



赤血球に寄生する原虫(寄生虫の一種)


により赤血球が破壊される病気です。



発熱や貧血、黄疸、


おっしこがオレンジになるヘモグロビン尿

(血液の色素成分が尿中にでている)


などを引き起こし、


亡くなることもある疾患です。



(ワンちゃんに感染する種は人には

病原性を示しません。)





☆ライム病



ボレリア菌の感染によるもので


食欲不振や全身性痙攣、


関節炎などの症状を引き起こします。



これは、人にも感染します


人では咬傷部を中心とする


遊走性紅斑が特徴です。



野ネズミや小鳥からマダニによって媒介されます。




☆Q熱



マダニが媒介するコクシエラ菌が原因となる


病気で、わんちゃんは


不顕性感染(症状が見られない)ですが、



ヒトではニュージーランド以外で


感染の報告が毎年されております。



人における詳しい情報はこちらを


ご覧ください。


http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets-qnetu.pdf




その他、ダニ麻痺日本紅斑熱


エールリヒア症(人とワンちゃんとは種類が異なります)


などがあります。



また、ダニの大量寄生により


重度の貧血を引き起こす場合もあります。






ネコちゃんにおいても


日本紅斑熱においては


国内の猫の調査で約1%のネコちゃんが


抗体陽性

(原因リケッチアに以前感染し、体が免疫を作った)


を示しました。



しかし、血液からの遺伝子検出例、


あるいは関連する症状を呈する子は


報告されていません。




アナプラズマ症という同様に


リケッチアが原因で引き起こされる


疾患については、


海外では猫の末梢血から


病原体DNAが検出されており、


血液中の白血球の一種、好中球での


感染が確認されています。



しかし、これまでの調査では


日本の猫から同病原体が


検出されたことはありません。




その他、


海外では猫のエールリッヒア感染


確認されていますが、


日本では検出されたことがありません。




今回話題となっている


重症熱性血小板減少症候群


の原因ウィルス


SFTSウイルス


感染した哺乳動物もいるとの


報告がされておりますが、


動物による発症報告はまだありません




私が調べた限りでは、


ワンちゃんやネコちゃんから


ダニを介して今回のウィルスが


感染するかどうかというのは


分かりませんでした。



しかし、哺乳動物で感染報告が


あるとすれば


そのサイクルも


事実上可能となります。




温暖化が進む昨今


これからどんな疾病が


どんな形で蔓延するか


分かりません・・・




私たちの大切なパートナーである


動物たちと


より良い暮らしをしていくうえで


ノミやダニ、フィラリアなど


寄生虫の予防は


欠かせないものでは


ないでしょうかクマ




ノミダニは16℃あれば活動を開始すると


言われていますえーっ!



今年もしっかり予防をして


ワンニャンと楽しい生活を


送りましょうきゅん♪




それではみなさま


素敵な夜をお過ごしください★