アウトロー(2011 トム・クルーズロザムンド・パイクバーン・アフター・リーディングの神父さ

アウトロー(2011

Cast
トム・クルーズ
ロザムンド・パイク
バーン・アフター・リーディングの神父さん(ジョン・マルコヴィッチにひどい目に遭わされちゃう人

ジャック・リーチャー

彼は、私が憧れる生き方をしている

私も、できることなら、仕事らしい仕事なんてせずに、世界中の観光地を回ってセクシーな美女とモーテルに入って楽しみまくりの日々を送りたい

でも、現実はそうもいかない

パソコン一つで出来る仕事をしていると言っても、口座の金は心もとないし、何より、頼れる友人の少ない海外では、あらゆるトラブルを自分で解決しないといけない

私が、彼のような生き方ができるようになるには、せめて、今習っているフランス語やヘブライ語やリトアニア語やポーランド語を話せるようになり、エクササイズ程度のものではなく、本場のクラブマガを身に付けるくらいのことが出来てからだろう

アウトロー
冒頭、ジェイ・コートニー演じるチャーリーが、バンに乗って、タワー状の駐車場に向かう
コーンを踏み潰し、コインメーターにコインを入れ、そして、車を降りる
手には大きな銃
彼は、サングラスをかけ、遠く離れた遊歩道を歩くものたちに銃を向ける
引き金を6回引く
轟く銃声は6回
飛来する銃弾は6発
死者は５人
1発は、露天のジュースタンクに当たった
しばらくして、警察が辺りを封鎖し、駐車場へ踏み込む
黒人警官のエマーソン刑事は、現場に残された証拠を次々とかき集め、あっと言う間に犯人を特定する
逮捕された男、ジェームズ・バーは、黙秘を貫き通すが、アレクセイ・ローディン検事から書類とペンを受け取ると、自分の名前ではなく、ある男の名前を書類に書き殴った
そこには、こう記されていた
"ジャック・リーチャーを呼べ"
エマーソン刑事とローディン検事はジャック・リーチャーを探すが、彼の経歴以外を見つけることはできなかった
軍で輝かしい経歴を築いた後、リーチャーは退役をし、姿をくらました
まるで、幽霊のように

同じ頃、リーチャーはマイアムのモーテルにいた
そばには、ノルウェー人のバレリーナ
ブラのホックを留めて欲しいという彼女を無視して、リーチャーはテレビのニュースで報じられる銃撃事件に目を留める。
軍の年金を電子送金で降ろし、移動にはバスを使う。
安物の服屋で、彼は、レザージャケット、ポロシャツ、下着、ブーツを買い、試着室で服を着替えると、今まで着ていた服を袋に詰め、ゴミコンテナに捨ててしまう

どうやって探す？と、途方に暮れている2人の下に、秘書がやってくる
ミスター・リーチャーがお会いしたいと申しています
秘書の後ろから現れるジャック・リーチャー
ローディン検事が彼に尋ねる。用件は？
リーチャーは、静かに、だが迷いの無い、芯の通った声で答える。ジェームズ・バーに会いに来た

そこから始まる物語は、無秩序的な暴力やアクションの連鎖
リーチャーは、バーで絡んできた5人の若者を返り討ちにし、カーチェイスでは車を自分の体のように使いこなしながら街を駆け回り、そして、着実に、事件の真相に迫っていく

バッグを持たない彼の、身軽な生き方
厳格な信念から生まれる行動
そして、事件が解決すれば、一箇所にとどまることはなく、再び悠々自適な旅へと戻っていく

私も、彼のような、身軽な生き方をしてみたいものだ