こんにちは


これは以前書こうか迷って(多分)お蔵入りさせた内容です。


昨今、子供に顔出しをさせてセッションや講演会など、何らかの形で公の場に出すスピリチュアル傾倒型の親御さんというのを見かけます。


私はまず、スピリチュアルという、


マトモに見えない怪しげなもの認定されやすいもの


を、子供の口から発信させる事には反対の立場です。


新興宗教二世の子をモザイク無しでテレビに映すのも反対です。


理由としては、

頭のおかしい子だと思われてしまい、いわゆる普通の子供時代を送る事が困難になる可能性が有る

という事と、


変な大人が寄ってくる可能性が有る為です。


そして、スピリチュアルに関しては、どうしても癒しやカウンセリングの要素が入ってきてしまいます。


そうすると、普通なら子供にしないような相談をしてしまう大人が出てきます。



自分の幼少期の親との関係で出来た傷

流産

中絶

不倫


等です。


これらは大人でも取り扱いに非常に心を砕く、言葉選びにも慎重になる内容です。


それを年齢一桁や十代前半の子供に相談してしまう大人が居る。



そういう人を初めて見た時は言葉を失いました。



私は両親がとある新興宗教の信者だった為、子供の頃から教会に居る大人の愚痴聞きや相談役になる事が多く有りました。


お父さんに暴力を振るわれていた過去


援助交際をしていたという過去


ヤクザと結婚してDVを受けて逃げてきたという境遇


子供が出来ないという悩み



小中学生の頃からこういった話を、とっくに成人した大人や、子供が居るいい歳の大人に聞かされていました。



何故自分が幼い頃からカウンセラーのような役になる事が多かったのかは解りませんが、当時の自分はさして苦痛では有りませんでした。


それ程よくある事だったからです。


心の弱い部分、悪感情、癒されていない傷というのを他人から打ち明けられる事は、私にとっては年齢一桁の頃から日常だったのです。


ですが、


自分はそれを健全な状態だったとは思っていません。


何故なら私は心の中で大人を見下すようになっていったからです。


それは何故かというと、


子供を相談役に選んでしまう、大人という自覚の無さ


を感じていた為です。


以前、とある心理学者がこう言っていました。



子供を大人の相談役にしないこと。

大人のような子供時代を過ごした子は、大人になってから性格が悪くなる。


と。



私はこれを実感しています。



自論ですが、


大人とは子供らしい子供時代を過ごさせてあげられる人

を指すと思っています。


何故、年端もいかない子供に流産した悲しみを吐露するのでしょうか。

癒されていない自分の感情を聞いてもらって涙を見せる相手にするのでしょうか。


それは適切な相談相手でしょうか。


この子供は前世の記憶が有るんですよ!

真理を知っているんですよ!

ただの子供じゃありませんよ!



と反論されるかもしれませんが、どんな子供も子供は子供です。




前世の記憶が有るだとか、見えない何かと話せるからなんなのでしょうか。


人間の子供として生を受けたのなら、子供らしい子供時代を過ごさせてあげるのが大人の責任ではないのでしょうか。


あしたママがいない

というドラマで、

子供が傷つくなら大人が傷つけ


というセリフが有りますが、私もいつもそう思っています。



子供にスピリチュアル発信をさせたり、大人のケア役、相談役にしているのを見ると悲しくなります。


大人の未熟さの方に。


年齢だけ重ねたから大人になれる訳では有りませんから、大人だって色々な人の手を借りて良いんです。


私も自分の未熟さを多くの人に許されて生きています。


でも、その中に子供は含まれません。



大人は大人同士で助け合っていきましょうチューリップ


大人の前では、未熟でも良いし泣いても良いし、苦しい胸の内を明かしたって構わないのです。


よく打ち明けてくれたね

そう思ってくれる優しい人は沢山居ますから。


その相手に子供は選ばないで欲しいと思います。






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