採用を頂いた時、当初は翌年4月からの新卒入社を想定していた会社側でしたが、
長女に目をかけて下さっていた会社の偉い方が、これから4月まではどうしているのか?
と聞いて下さって、バイトでも探そうと思っている…と答えると、
「だったら、早く慣れてもらった方が良いから、来月からでもとりあえず契約社員として
来てもらったらいいじゃない。」と言って下さり・・・。
本当に、採用連絡のあった翌月から、契約社員としてお仕事を始めさせて頂けることに
なったのでした。
待遇も、社会保険にも入れて頂けて、時給制ではあるけど、一般職希望だという長女の
新卒の初任給とさほど違いない程度には頂ける待遇だったし、よそで一日数時間、
あるいは週に数日バイトをするよりは、ずっと良い待遇であることは間違いなく、
本当に、こちらの立場になって考えて下さる優しい会社だなぁ~と感動致しました。
もちろん、新人としてじっくり育ててくれるつもりなので、最初からそんなにこき使われる
というわけでもなく、様子を見ながら少しずつ仕事を振ってくれて・・・。
無理のないように配慮して下さる上司もいて・・・。
しかも、契約社員で3か月勤続した後は、まだ4月まで4か月あったのに、正規社員に
して頂くことに!さらにさらに、その3か月間で「一般職」と「総合職」の違いや仕事内容
などを見られた長女は、今までは転勤などが怖いから「一般職」で!と思っていたのに、
これなら自分にもできるのでは?というより、むしろやりたい仕事をさせてもらうには、
「総合職」になった方が良さそうだ…と思ったようで。
悩んでいたようだったので、私からも「そういう気持ちがあることを、伝えるだけ会社側に
伝えてみたら良いじゃない?決めるのは会社側だから、ダメならそのままだろうし、できそう
と思ってもらえたら変えてもらえるかもよ。」とアドバイス。
そのまま、会社側に相談したところ、すんなりと「総合職」にして下さることになりました。
この結果にも私も長女もかなりびっくりしましたよ~
それによって、長女のやる気も出てきたようだし、いろんなことを学ばせてもらいたい!
という意欲につながってきたようにも見えるので、今のところ良かったかなぁ…と思って
います。
「一般職」と「総合職」では初任給からお給料にも差があるし、その後の昇給の仕方にも
差があるので、大卒でもあり、「総合職」になれる条件を持っているなら、それで頑張って
見たらよいと…私自身は普通の親として思ったわけですが・・・。
しんどくてダメそうなら、「一般職」に変えてもらえば良いのでは?とも言いました。
それで納得して、自分から伝えたようです。
どうしても、娘たちにアドバイスを求められると、自分の価値観でものを言ってしまう
ところがあって、良く考えたら、長女のように負荷が大きくかかりやすい子の場合は、
答えは違ったのかなぁ?とも思うこともあって、自分でも何が正解か?が
今だにわからないのだけれど・・・。
もう、手探りで、本人の様子を見ながら、選択していくしかないのでしょうね。
・・・と話は少しそれましたが、約7か月間、採用していただいた会社で、何とか勤め続けて
います。
では、社会人になって、正社員として働きだし、長女は何も問題がなくなったのでしょうか?
それは、違います。
結局、人より過敏なところや、普通の人が考えないような細かいことをずっとぐるぐる考え
続けて疲れてしまったり、相手がどう思っているかを不安に思って萎縮してしまったり、
本当に次々と疲弊するような理由が出てきます。
仕事に行っているときは、常にストレスがかかり、家に帰ってくるとマシンガントークが
止まらなかったり、私に妙に甘えてきてまとわりついたり、急に理不尽に私に当たり、
感情をぶつけてきたり・・・。
もう四捨五入すればアラサーと言われる年代のわが子ですから、独り立ちしてしかるべき
時と思いつつも、仕事に行くだけで一杯いっぱいで、家のことはほとんど親まかせです。
一人暮らしを促してみても、自信がないとおじけづきます。
でも、いくつになってもずっと一緒にいて、私が支えていけるわけではないのです。
最近は、私もだんだん加齢により、昔のように対応を続けることもしんどくなってきています。
きっと、また転換期は来るでしょう。
その時に、娘がつぶれないで乗り越えて行ってくれるためには、何が必要か?
そんなことを考えながら、日々過ごしています。
今まで間になんとなくいてくれた下の娘も、これから就職して、家を離れます。
そうなると、ますます長女との間が密接になりやすいので、考えて行かないと・・・。
障害年金も受給できなかったし、頼れる父親もいない今、成長をせかしてしまっている
面も確かにあると思います。
でも、極度に怖がりなので、自分から違う環境には行くとは言わないでしょうから、
どこかで必然が訪れることがあれば・・・と。
それが今、親である私が考えていること・・・でしょうか。