大学生にもなれば、多くの学生が、何かしらのバイトをすることが多いかと思います。

 

一般には、文系の学生の方が理系の学生よりも時間的余裕があり、バイトもしやすい・・・

 

と言われています。

 

長女の通っていたのは、理系の学部学科のみのところでしたが、バイトは人によって

 

ガンガンやっている子もいれば、全くやらず、親からの小遣いでゆっくりやっている子も

 

いました。

 

たまたま、長女と仲良くなったCちゃんとIちゃんは、どちらも親からの小遣いを月に何万も

 

もらっていて、バイトをしなければならない緊急性がないのか、全然バイトをしていません

 

でした。

 

長女は・・・というと、我が家は、今もそうですが、家計に全然余裕がない状態だったので

 

出来れば月々の小遣いくらいはバイト代で賄って欲しい…と思っていました。

 

それで、入学して間もなくの頃、近所の小さな塾で助手をさせてもらうことに・・・。

 

ところが、そこの塾は生徒が思うように集まらず、採算が合わない・・・とのことで、2か月程

 

で、すぐに仕事がなくなってしまいました。

 

普段は、授業が忙しく、何時間ものバイトはできそうになかった長女は、

 

1年から2年に上がる前の春休みには、一か月程、食品工場でバイトをし、その後の小遣い

 

を稼ぎ、2年から3年に上がる春休みには、派遣で家電量販店のレジ打ちのバイトを

 

しに行きました。

 

どちらも、本人にとっては、地獄のようなところだったようで・・・。滝汗

 

食品工場のバイトは、英語ではない国の外国人がいっぱいいる流れ作業で、

 

すごいスピードで、同じものを載せて行かないといけない…という作業は、

 

長女にはかなり苦手な部類だったようです。さらに、衛星面で厳しいので、何重にも

 

洋服の上に着せられて、トイレに行きたくても、行くとまた、一からそれを脱ぎ着して、

 

消毒作業までしないといけない・・・という過酷な環境故、昼休み以外はトイレに行けない!

 

など、かなり大変な環境だったようで・・・滝汗

 

また、家電量販店では、その後派遣に違法な仕事内容までやらせていると問題になった

 

ところだったせいか、レジの複雑な処理方法など詳しく教えてくれないまま、社員と同じ

 

ようにレジで対応をさせられ、そのころ丁度消費税アップ前の駆け込み需要で、

 

ものすごい人が家電量販店に押し寄せた時だったので、大変なことになっていたようです。ゲッソリ

 

聞きたくても社員さんはみな忙しすぎて、人のことなんか構っていられず、

 

誰も応対してくれず、お客様の矢面で待たされてイライラしているお客様に

 

暴言吐かれたり、やり方がわからず途方にくれたり・・・で、1月ほどの間に、2回大泣き

 

してしまい、仕事にならなくなった時があった・・・とか。あせるあせる

 

工場勤務の時より、大分時給が良かったので、やる気満々だったのに、かなりぼろぼろに

 

なって、また深いトラウマを作ることになってしまったようでした。笑い泣き チーン

 

いよいよ最終日・・・というところまで、何とか通い続けることはできましたが、

 

最終日にも、途中で聞ける人がいなくて、パニックになり大泣き・・・して、契約時間前に

 

帰されてしまったそうです。ショボーン

 

これら二つの過酷なバイト経験から、フルタイムで働く…ということに、ものすごい恐怖心

 

が出来てしまって、その後体調も悪くなり、4年生になってからの大学生活にまで

 

大きな影響を与えることになってしまったのでした・・・えーん

 

そこから、自分なりに感じたことですが、過敏性のある子が、バイトをする時には、

 

職種や、職場環境を選ばないと、無用な心の傷を作ってしまうことになるのだなぁ・・・と

 

つくづく思ったのでした。

 

私としては、学生時代に、バイトを経験する事によって、社会性を少しずつ身に着けて

 

行けたら・・・という気持ちで、勧めたバイトでしたが、普通の大学生の場合とは、

 

かなり対応が違うようで軽率だったかなぁ・・・と、後にこのことを悔やむことになりました。

 

色々な過敏性のある子に、頑張りを必要とするバイト経験をさせる時には、

 

周りがしっかりと様子を見てサポートできる状態が望ましいかもしれません。